野菜をとりたいけど、料理レパートリー増やせないんだよな。献立えらびは大変だし、かといって気づけば料理がワンパターンになるし……。
こんなあなたの悩みに、おこたえします。
ナビするのは、サラダに夢中なkamai(@kamaivege)です。
会社員として働きつつ週3以上はサラダを作り、SNSで発信したレシピ数は250を超えました。このブログでは、サラダ作りのハウツーやレシピを紹介しています!
重宝しているのが、せいろ。「いいよ!」と家族にすすめられて取り入れたところ、蒸し料理がグッと身近になりました。
この記事では、愛用している一人暮らしさんにおすすめのせいろを紹介します。
料理のレパートリーが増えて、食生活が豊かになりますよ。
一人暮らしにせいろをおすすめする理由
せいろ(蒸篭)とは、蒸し器のひとつです。
メリットがたくさんある中、一人暮らしさんにおすすめの理由があります。
- 初めてでもカンタンに調理できる
- どんな野菜もたっぷり楽しめる
- 野菜以外もまとめて調理できる
初めてでもカンタンに調理できる
調理がとってもカンタンなんです。
仕事から帰ってきて、料理するのってほんと大変ですよね。
しかし、せいろがあれば
せいろに食材を入れて、沸かした鍋に乗せておく
たった、これだけで1品できあがり……!
火を使っているものの、炒め物のようにコンロ前で付きっ切りである必要はありません。
ほぼ「放置」で、できあがってしまうんです。
そんなわけで初めて使ったときでも失敗せずに、せいろ蒸しができあがりました。
それは事件だね……!
帰宅したらお湯を沸かしておいて、身じたくを済ませたら食材をカットしてせいろにセット。「放置」している間は、食器や洗濯物を片付けたり……なんてことができるんだよ。
時間が有効活用できるから、忙しい平日でもできるんだね。
お湯が沸く前に身じたくも食事の準備も済ませてしまおう!なんてゲーム感覚でやると、面倒な家事もスイスイ片付きます。
どんな野菜もたっぷり楽しめる
せいろ料理では、どんな野菜もたっぷり楽しめます。
一人暮らしだと、野菜不足に陥りませんか?カンタンに済ませようとするほど、おにぎりや麺ものなど炭水化物にかたよって野菜が遠のきがちです。
せいろを使えば、さまざまな野菜をとりやすいです。
火を使うからこそ、どんな野菜も調理できます。
さらに、たっぷり食べられるのは温野菜ならでは。
こう感じるのは、生野菜を中心としたサラダをよく作っているからなんです。
野菜って、そのままだと量を食べるのって難しいのですよね。
その点、せいろで作る温野菜は量を食べやすいです。
同じレタスでも、そのままと温めたものではカサがまったく違うからですね。
温レタスなら頰ばりやすいよね。
野菜以外もまとめて調理できる
野菜に限らず、ほかの食材もまとめて調理できます。
たとえば、こんな食材です。
火を使うため、肉などのタンパク源となる食材も調理が叶います。
- 基本的に「放置」で1品できあがる
- 難しい下ごしらえ不要で、野菜や肉が調理できちゃう
このように、せいろ料理は時間のない一人暮らしさんにぴったりな調理アイテムなんです。
コンパクトなせいろなんだね。
のちほど、詳しく紹介するね。そのまえに、使い方についてもうちょっと見ていこっか。
せいろの使い方(蒸し野菜の作り方)
せいろを使った料理といえば
せいろに食材を入れて、沸かした鍋に乗せておく
だけですが、もう少し詳しく使い方を見ていきましょう!
用意するもの
用意するものは、せいろ・鍋セットと食材です。
1.鍋でお湯を沸かす
鍋にたっぷりの水をはって、お湯を沸かします。
2.せいろを濡らす
せいろを水で濡らします。
塗装していない木の製品なので、熱を加えると割れてしまうとのこと。
ざっと水をかけて、木に水分を吸わせましょう。
3.せいろに食材をセットする
切っておいた食材を、せいろに並べます。
食材によってはせいろにくっついてしまうため、こんなものを下に敷くといいです。
汚れ防止にもなりますよ。
4.鍋にせいろをセットする
たっぷり蒸気が出るくらい沸かした鍋に、せいろをセットします。
セットするときは、火をいったん消しましょう。
火をつけたまま鍋上で作業すると、コンロの熱気をもろに食らってやけどします。
蒸気は出てても、火を止めれば熱気はおさまるね。
セットしたら、ふたたび火をつけます。
できあがり!
10分ほどたてば、できあがりです。
せいろの下は蒸気がこもるので、お皿に乗せてます。
熱々だね!
たっぷりの蒸気があたって、ふっくら・しっとり仕上がるんだよ!
せいろを使った蒸し料理 注意点
難しい調理の行程はありません。ただし、火の扱いにはやや注意が必要なので紹介します。
- 火加減は中火
- 空焚きしない
- 色移りするものは下段へ
火加減は中火
火加減は、中火を狙いましょう。湯気の具合で判断します。
火が弱すぎると、なかなか蒸しあがりません。もう少し火を強めましょう。
蒸気が漏れ出すくらいがちょうどいいです。
ただし火が強すぎると、鍋と触れているせいろが焼けてしまいます。
こうなってしまうとアウトです、危ないです。強火は避けて、中火にとどめましょう。
空炊きしない
鍋を空焚きに注意しましょう。
はじめにたっぷりと水をはったつもりでも、小さな鍋ではあっという間に水が枯れます。
「水を足して安心」していると、空炊き寸前までいきました。
火加減が弱くて熱の入りが悪かったとき、20〜30分ほど蒸し続けていたら空焚き寸前でヒヤヒヤしたことがあります。
数十分ほど火にかける場合は水の量を確認しましょう。足りなければ水を足してください。
色移りするものは下段へ
色移りする食材は下段のせいろで蒸しましょう。
蒸気は水となって、上段から下段へ。そして鍋へしたたり落ちていきます。
その際、色移りする食材がまぎれていると色味もうつってしまいます。
わたしが気をつけているのは、おもにこんな食材です。
せいろ蒸し おいしさ倍増のおすすめ食材
特におすすめしたい、お気に入りの食材3つを紹介します。
- イモ類
- レタス
- 点心(餃子・シウマイ)
イモ類
1つ目は、イモ類です。
蒸気で蒸し上げるので、おイモたちに水分が加わってふっくら仕上がります。
サツマイモがこんなにもほっくりとおいしいものだと、はじめて気づきました。笑
イモではないけど、かぼちゃもふっくらしておいしいんですよ〜。
レタス
2つ目は、レタスです。
これも、おいしさを再発見できた野菜のひとつ。
これまでは、レタスのポテンシャルを引き出せていなかったことに気がつきました。
というのも……レタスって外の葉はしっかり、中の葉はやわらかい。そのまま食べるにはいいけど、固めの外葉はしっくりきてなかったんですよね。
外の葉っぱは、そのまま食べるのに向いてないよな〜。
なんて思っていた矢先、蒸すと化けたレタス。
じゅわっと沁みるんです。豚のうす切り肉と一緒にすると、レタスが足りない。笑
豚の脂をしっとりしみ込ませているレタス。これが、箸が止まらないヤツなんです……。
一人暮らしだと余らせがちなレタスも、あっという間に使いきれますよ。
レタスの使い方 は、こちらでも語ってます。
点心(餃子・シウマイ)
最後は、点心です。
もちっとした皮の中からじゅわぁっと旨みがあふれ出して、至福です。
リピートしているお気に入りは、bibigo(ビビゴ)から出ている海老&ニラのマンドゥ。
臭みゼロでつるんと食べやすいです。なにより、エビの風味や「ぷりぷり」が感じられてクセになるんですよ。
こればっかり食べてます。笑
せいろ蒸しに向いている食材
おすすめ以外の食材ってどう?せいろ蒸しって、なにを入れたらいいの?
基本的に、なんでもOKです。と言っても、なにを入れていいやら……というあなた!
私がいろいろ試した感想をまとめました。
- 野菜
- きのこ
- 肉・魚・豆腐
- 点心
野菜
食材 | ◎:おすすめ ○:ふつう △:いまいち | 感想 |
---|---|---|
ミズナ | ○ | |
ピーマン | ○ | |
おかひじき | ○ | |
ナス | ○ | すぐとろける 薄切り豚肉で巻くのがおすすめ |
ズッキーニ | ○ | |
ミニトマト | ◎ | 果汁があふれ出るぜいたく感◎ おでんを思い出す |
小松菜 | ○ | |
レタス | ◎ | 豚肉と相性良すぎ問題◎ |
キャベツ | ○ | |
豆もやし | ◎ | 通常のモヤシよりしっかりしていて 蒸しあげてもふやけず食感が残る◎ |
玉ねぎ | ○ | |
長ネギ | ○ |
食材 | ◎:おすすめ ○:ふつう △:いまいち | 感想 |
---|---|---|
ダイコン | △ | モノ足りなく感じる |
かぼちゃ | ◎ | ほくほく甘い◎ |
サツマイモ | ◎ | ふかしただけでごちそう◎ |
ジャガイモ | ○ |
きのこ
食材 | ◎:おすすめ ○:ふつう △:いまいち | 感想 |
---|---|---|
しめじ | ◎ | 「ブリンッ」とした食感 蒸しあげてもダレない◎ |
えのき | △ | くたびれた感じになる |
肉・魚・豆腐
食材 | ◎:おすすめ ○:ふつう △:いまいち | 感想 |
---|---|---|
豚肉(うす切り) | ◎ | そりゃうまい……◎ |
鱈(タラ) | ◎ | ふっくら仕上がるとおいしさアップ◎ |
鮭(サケ) | ◎ | 塩鮭にない「鮭」らしさが感じられる◎ |
木綿豆腐 | ◎ | 豆感を感じる 湯豆腐みたいな一品感◎ |
絹豆腐 | ○ |
点心・その他
食材 | ◎:おすすめ ○:ふつう △:いまいち | 感想 |
---|---|---|
冷凍餃子 | ◎ | もちもち◎ 皮厚めがよき |
冷凍パン | ◎ | ふっくらもちもち◎ 下手したらそのままよりおいしい |
ほんとになんでもアリだね。
うん、冷蔵庫に入っているものを適当に入れてるだけでできあがっちゃうよ。
中でも おすすめの組み合わせ は、こちらにまとめました。
愛用している一人暮らしさんにおすすめのせいろ
KEYUCA(ケユカ)|杉せいろ2段 ステンレス鍋 セット 15cm
私が愛用しているのは、KEYUCA(ケユカ)の杉せいろ2段・ステンレス鍋セットです。
これひとつで、買った当日から「せいろ蒸し」を堪能できました。
直径15cmの手のひらサイズで、せいろにしては小さいサイズです。これが、2段たっぷり入れると1食分で、一人暮らしさんにはちょうどいいサイズなんですよ。
せいろを使った蒸し料理 あると便利なアイテム
せいろ料理は、セットで鍋があれば作れます。そのほか、あると便利なものを紹介します。
- 布巾
- ミニトング
- タイマー
布巾
乾いた布巾は欠かせません。
せいろも鍋も熱々です。濡れたものより乾いたものの方が、熱を伝えにくく扱いやすいです。
ミトンだとゴワゴワしていて細かい作業に向かないため、布巾の方が扱いやすいですよ。
トング
食材をつかむ、トングです。
蒸気の通り道を作っておくと、短時間で蒸しあげられます。うす切り肉はほぐしておくといいですね。
そんなときに使えるのが、ミニトング。
菜箸よりうす切り肉がつかみやすく、手放せないアイテムです。
タイマー
時間がはかれる、タイマーがあると便利です。
厳密に「10分」など計る必要はありません。ただし火にかけすぎると空焚きの恐れがある中、すっかり忘れてた……なんてことのないようにタイマーでお知らせがあると安心です。
私はスマホのタイマーを使ってます。
必要アイテムがそろったせいろセット
KEYUCA製ではありませんが、とても似たものもありました。しかも、トングといった小物やせいろ蒸しのレシピ本が付いています。
親しい友人や自分への贈り物としても、アリかもね!
せいろを使った蒸し料理 あると楽しめる調味料
蒸し料理に欠かせない調味料や薬味を紹介します。
- ポン酢
- ゴマだれ
- 食べるラー油
- かんずり・柚子胡椒
ポン酢
1つ目は、ポン酢です。
さっぱりしていて、どんどん食べられてしまう魔法の調味料ですよね。
ロングセラーの味ぽんの中でも、ピリリとくる「味ぽんうまピリ」がお気に入りです。
ゴマだれ
2つ目は、ゴマだれです。
ポン酢とは対照的に、こってりしていてイモ系にあいます。
柑橘が入っているハグルマの「紀州の香 ごまだれ」は、こってりしすぎず箸が進みます。
食べるラー油
3つ目は、食べるラー油です。
淡白な野菜には、適度な油が加わると旨味がアップします。
こちらでも 食べるラー油 の良さを語ってます。
かんずり・柚子胡椒
最後は、かんずり・柚子胡椒です。
ピリリと効いた辛味がたまりません。
かんずりといえば、冬にいただく鍋料理のイメージがあるかもしれません。でも、普段づかいできますよ。
かんずりの特徴 は、こちらにまとめました。
いろんな楽しみ方ができるんだね。
そうそう。おかげでいろんな組み合わせができるから、飽きずに楽しめてるよ。
まとめ
せいろ料理は時間がない一人暮らしの助けになる!
この記事では、愛用している一人暮らしさんにおすすめのせいろを紹介しました。
ほったらかしでOK、なにを入れてもOK。そんなせいろを活用して作れるのが蒸し料理。時短をかなえつつ食生活が豊かになりますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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