
生の玉ねぎを使ったサラダを作りたいけど、辛味が強すぎて食べられたもんじゃないな……。
こんなあなたの悩みに、おこたえします。
- 紫玉ねぎの特徴
- 紫玉ねぎの下ごしらえ方法(3ステップ)
ナビするのは、サラダに夢中なkamai(@kamaivege)です。

会社員として働きつつ週3以上はサラダを作り、SNSで発信したレシピ数は250を超えました。このブログでは、サラダ作りのハウツーやレシピを紹介しています!
スーパーのお惣菜や外食メニューではおなじみの玉ねぎサラダですが、いざ自宅で作るとネギ臭くて食べられなかった……なんてことありませんか?
そんなときに役立つのが紫玉ねぎです。この記事では、調理方法も含めて紹介します。
活用すれば、自宅でさっぱりとした玉ねぎサラダが食べられるようになりますよ。
玉ねぎの種類
一般的な「黄玉ねぎ」
一般的に普及している玉ねぎは、黄玉ねぎという種類です。茶色い皮をむくとつるんとした白い部分が出てきます。

炒めれば甘みが引き出されて、料理に奥行きを出してくれますよね。ホイル焼きや蒸し焼きでほくほくといただくのも贅沢です。辛みが引き立つ味のバランス、シャクっとした食感。
加熱せずに食べればフレッシュに味わえるため、サラダで登場することも珍しくありません。
ただ、生のままいただくにはネックなのが「辛み」なんですよね。カットする頃から目にしみる刺激。そのまま口に入れれば、ネギの辛みがジンジンと残ります。
春が旬の「新玉ねぎ」
そのままでは辛味がキツイ黄玉ねぎも、マイルドなことがあります。それが新玉ねぎです。
3〜5月に出回る旬の玉ねぎでとれたてでやわらかく、ネギの辛みが穏やかです。
詳しくはこちらにまとめました。
- ネギ辛くない!そのまま食べられる新玉ねぎのサラダ活用
あざやかな「紫玉ねぎ」

季節限定じゃ、ふだんからは使えないね。
そんなことないんです。生色が向いているといわれる玉ねぎが存在します。それが紫玉ねぎです。

「紫玉ねぎ」の特徴
紫玉ねぎの特徴を、味わいと見た目の観点から見ていきましょう。
【あじわい】控えめな辛みがサラダのアクセントになる
黄玉ねぎとの違いは、辛みが控えめなことです。
私自身、黄玉ねぎをそのまま使うことに何度かトライしました。しかし、下処理を行ったところで、食べ終わった後にどうしても口の中にネギの後味が残ったままでした。サラダではドレッシングの味つけが濃くても、それに負けずに残り続けるネギ感にタジタジだったものです。
しかし、黄玉ねぎ同様の下処理をした紫玉ねぎでは嫌なネギ感がなくなりました。もちろん、玉ねぎなのでネギ感はあるんですが、食後でも口の中に残ったクドい後味はなくなったのです!

それ以降、サラダのラインナップとして玉ねぎが増え、快適なサラダライフが送れています!
かといってネギ感も大事なんです。「生の玉ねぎってどんな味?」といえば、辛みこそタマ”ネギ”そのものなんですよね。デメリットとして扱われがちな辛みですが、良さでもあるため、この辛みをどう活かすかがポイントになってきます。
【見た目】艶めいた赤色はサラダの差し色になる
特徴は味わいだけでなく、ユニークな見た目にもあります。
紫玉ねぎと呼ばれますが、赤寄りの紫です。赤玉ねぎ、レッドオニオンとも呼ばれるとおり、英語だと「red onion」なんです。

絶妙な色合いだもんね。
真っ赤というよりは、やや紫がかっています。
皮を剥くと、赤みを帯びた紫色であることがわかりますね。

様々な呼び方があるので、スーパーではこの色を探してみてくださいね。「紫たまねぎ」という野菜名ではなく、「アーリーレッド」などの品種で掲げられる場合もあります。
よく見かける一般的な黄玉ねぎは皮をむいた中身が真っ白ですが、紫玉ねぎは紫の差しが入ります。

激しい紫ですが、多くは白が占めていることで、色合いが過激にならずに済みます。生み出される彩り。こなれ感が出て、サラダにもってこいなんです。

そうそう、紫はグリーンサラダに相性がいいんです。
味わいと見た目の特徴をおさえたところで、続いてはどのように下処理すべきか見ていきます。
紫玉ねぎの下処理3ステップ
紫玉ねぎの下ごしらえは、3ステップです。
- 【食べやすくカット】1mm以下に切る
- 【辛みを飛ばす】空気にさらす or 水にさらす
- 【仕上がりアップ】ペーパーで水気をふき取る
① 1mm以下に切る
1mm以下に切っていきます。繊維に沿った形だとシャキシャキと食感が残り、サラダに向きます。

やや透けるほどに薄く切るのがポイントです。厚いと辛み成分が中に閉じこもってしまうためです。スライサーを使うと確実です。

② 空気にさらす or 水にさらす
辛みを飛ばすために、空気にさらします。半日してもたまねぎの風味が漂うものですが、切りたてと比べると辛みは落ち着きます。
そこで、すぐさま食べたい方は水にさらしてください。5分も経てば、辛みは抜けていますよ。
そのまま食べるのは、ネギ臭いという点でおすすめできません。検証半分、残り半分は高を括ってそのまま食べたところ、辛みは気にならずともしばらくネギ臭さが消えませんでした。(苦笑)

いずれにせよ、完全に辛みが抜けるわけではありません。といいますか、適度な辛みこそ玉ねぎの良さの1つです!単調なサラダってつまらないもので、辛みや苦みなど突き出た部分があった方がおもしろいんですよね。
(「辛いのが苦手…」という方はそもそもたまねぎを入れることをオススメしません。)
ちなみに、栄養面では水にさらすと成分が溶け出すうんぬん…と言われます。難しいことは置いておくとして。(笑)空気にさらす、辛みがどうも苦手な方は水にさらす方法がいいかと思います。
③ ペーパーで水気をふき取る
最後に、玉ねぎの持つ水気をペーパーでふき取ります。

水気を含んでべちゃっとしたサラダはおいしくありません。また、玉ねぎの水気に含まれる辛みを取り除く意味でも、吸水は欠かせません。
紫玉ねぎの下ごしらえをしておくと使いやすい
余分な辛味を抜くためには、紫玉ねぎを前思ってカットしておくといいです。食べたいときにすぐ使えて便利ですし、水にさらさずとも空気に触れることで自然に辛味が抜けます。

【まとめ】紫玉ねぎのやさしい辛みをサラダに活かそう
この記事では、紫玉ねぎの特徴と下処理方法をご紹介しました。
- 紫玉ねぎの特徴は、鮮やかな見た目と適度な辛み
- 下ごしらえは3ステップ
- 食べやすいサイズにカット
- 不要な辛みを抜く(空気にさらす、水にさらす)
- 水気をふきとる
グリーン中心のサラダでは、紫玉ねぎの彩りがあるだけで気分がちょっと上がります。適度な辛みとシャリっとした食感は元気を与えてくれます。
サラダ以外の料理でも秘めた可能性を持つ紫玉ねぎです。活かしてみてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
【関連】紫玉ねぎを使ったサラダレシピ
紫玉ねぎを使ったサラダをイメージしたいという方はこちらもどうぞ。
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- スパイスの効いたカレーに合うサラダはこれ!モロカンサラダ【レシピつき】
紫玉ねぎには、ハッキリした色合いの野菜をあわせることで彩りあふれるサラダができあがり。元気になれますよ。
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