
サラダを作ってもパッとしないな。取り入れると垢抜けるコツってないかな?
こんなお悩みにおこたえして、赤紫の野菜を紹介します。
- 憧れるお店のサラダと赤紫の野菜
- カラーパレットから見る「赤紫」
- 赤紫の野菜 6選
ナビするのはサラダに夢中のkamai(@kamaivege)です。

会社員として働く中、週3回以上はサラダを作って食べており、SNSを通して発信したレシピ数は250を超えました。このブログでは、サラダ作りに関するハウツーやレシピを紹介しています!
お店で出される料理の数々。気に入ればまた食べに行くのもよし、料理を通じて食に興味がある人は、ちょっとしたアイデアを家に持ち帰って再現なんてこともあるのではないでしょうか。
気分は一流シェフ。でも、いざできあがると

なんか違うんだよな……。
なんてことありませんか?
料理は味だけではなく、見た目もおいしさに大きく影響します。
料理の中でも、さまざまな食材を使えるサラダでは彩りを添えることがポイントです。無限にある色合いの中でも、オススメしたいのが赤紫系の野菜を使いこなすことなんです。
この記事では、そんな赤紫の野菜が果たす役割やオススメの野菜を紹介します。取り入れることで、誰でも”ちょっとオシャレなサラダ”が作れるようになりますよ。
それではいってみましょう!
憧れるお店のサラダと赤紫の野菜
気づいたきっかけは野菜自慢のレストラン
本題にうつる前に、赤紫の野菜の存在に気づかされたきっかけのお話をさせてください。
自家農場から仕入れる野菜が売りのレストランでランチをとったときのことでした。
メインのしょうが焼きの前に出されたのがこのサラダ。数えきれないほどの野菜がてんこ盛り。ここで「赤紫」の部分に目がいったんです。

レタスやきゅうり、かぼちゃ、にんじん。
いたってふつうの食材も多くあってありふれたサラダになりそうなものですが、ただならぬ雰囲気の赤紫が全体を引き上げているような気がしたんです。
おしゃれカフェには必ずいる赤紫の野菜
そのあと、オシャレなお店で出てくるサラダに注目してみると、赤紫色の野菜が必ずのっていることに気づきます。

そう、それは真っ赤なトマトではなく、やや青みの入った赤紫の野菜なのです。
カラーパレットから見る赤紫
「なんとなくオシャレ…」という感覚的な話もアリですが、色の世界に突っ込んで整理してみます。
色相環というのをご存知でしょうか?色を輪っかの形に並べたカラーパレットです。ファッションやインテリアコーディネートの場面で使われると聞きます。

ここでいう、向かい合わせになっている関係性は「補色」というコントラストが強い組み合わせ。お互いの色みを引き立たせ合う関係で、アクセントになるんです。
サラダにおける赤紫
話をサラダに戻すと、着目している「赤紫」は「緑」の補色にあたります。そうです、サラダで多く使われる緑のアクセントになるのは赤紫の野菜なんです。

ダイコンであれば白よりも赤紫の方がグッと目がひかれます。そして、レタスのグリーンも際立つんですよね。

派手な色だから目立つだけかと思っていたけど、緑と相性がいいんだね。
赤紫の野菜 6選
ここからは、赤紫色の野菜にどんなものがあるか、私自身が使ったことあるものをベースにご紹介します。
日常的に使っているものから、お試しで調理してみたものまで幅広いため、こんな基準で評価しています。
入手しやすさ | 都内スーパーにて、手に入れやすいか |
価格 | 同じ種類の野菜に比べて手頃か |
扱いやすさ | そのまま食べられるか、下処理や考慮が必要か |
かいわれ大根(赤大根)
発芽して間もない大根の新芽を食べるのがかいわれ大根です。

特徴はなんといっても辛み。大根おろしのようなピリッとした辛みです。
このあと紹介するスプラウトに比べて軸がしっかりしている分、翌日しなびることもないです。(購入から数日以内に食べ切るようにしています)
スプラウトに比べると存在感あるかいわれ大根は、少なくとも1/2カットした方が食べやすいです。根元をカットしただけだと、他の野菜と一体にならずに浮いてしまうんです。
色違いのかいわれ大根なので、ぼちぼち見かけます。
入手しやすさ | ★★☆ | スーパーで手に入るが、色ものは置いていない場合もある |
価格 | ★★★ | 1パック100〜150円 |
扱いやすさ | ★★★ | 根を切り落とすだけ |
よく使うのは、赤大根の新芽である「ベニーナ」です。
サラダにしたのがこちら。
レタス・ブロッコリーの緑とトマトの赤には、かいわれ大根の紫が加わることで色の調和がとれます。

ズッキーニにかいわれ大根をふりかけたもの。淡白な味わいになりやすいため、ごまドレッシングなどの濃厚さをプラスすることでかいわれ大根の辛みが活きます。

スプラウト(レッドキャベツ)
レッドキャベツのスプラウトです。

新芽全般を「スプラウト」といいますが、中でもレッドキャベツのスプラウトは赤く染まります。”レッド”キャベツですが、色みとしては青みの入ったパープル寄りにも見えます。
そのまま食べられることやいい意味で味に特徴がないため、サラダや料理を選ばずとても使い勝手がいい野菜です。ふりかけるだけで彩よくできます。
難点としては、購入から数日ですぐにしなびてしまうことです。買ったら翌日には使い切るようにしています。
入手しやすさ | ★★☆ | スーパーで手に入るが、色ものは置いていない場合もある |
価格 | ★★★ | 1パック100〜150円 |
扱いやすさ | ★★★ | 根を切り落とすだけ |
よく使うのは、村上農園さんのレッドキャベツです。

ブロッコリースルフォラファンで有名な村上農園さんのレッドキャベツは、スーパー数店舗で見かけます。


公式サイトから、販売場所の検索ができますよ!
サラダなら、スプラウトはカットしてふりかけただけ。茎部分は激しいネオンカラーですが、双葉の濃い緑のカラーリングの渋さがシャレてますよね。おもしろい色みの野菜です。

小ぶりな野菜とともにスプーンで食べるなら、短めにカットする方が食べやすいです。

紫たまねぎ
赤たまねぎともいうこちらの紫玉ねぎ。

メインは、繊維に沿ってうす切りにして使います。輪切りだと繊維を断ち切ることで、べちゃっとしやすくなってしまうためです。
一般的な黄たまねぎに比べれば辛みがおだやかなため、辛み抜きにはそこまでシビアにならなくていい点がうれしいです。

詳しい処理はこちらにまとめました。
- 【辛み控えめ】サラダに向く紫玉ねぎの特徴と5分でできる下処理法
入手しやすさ | ★★☆ | スーパーで手に入る。この数年で普及率上がった印象 |
価格 | ★★☆ | 1つ100円程度で割高感はある |
扱いやすさ | ★★☆ | 空気か水にさらして辛み抜きをするのがベター |
サラダにしたのがこちら。
きゅうり、かいわれ大根とあわせたクールなサラダ。

葉野菜のサンチュとトマトだけじゃモノ足りない、紫たまねぎが加わることで一品として成り立たせてくれます。

トレビス
チコリの仲間であるトレビスです。

名前を初めて聞いた方も多いのではないでしょうか?
ただ、イタリアン・ビストロ系のお店で出されるサラダではよく見かける、野菜のひとつです。(先に紹介したお店のサラダに入っていたのはトレビスです)
紫キャベツとトレビス
「紫キャベツなんじゃないの?」とまちがわれやすいのですが、別モノなんです。トレビスはチコリという野菜の仲間。甘味を生かすキャベツに対し、トレビスはピリッとした苦味が特徴なんですよ。
見た目の色合いも違っており、軸や葉脈まで紫なのは紫キャベツ、白なのはトレビス。白・紫のコントラストがはっきりしているトレビスはアーティスティックです。


「これ、トレビスっていうんだよ」と雑学披露すれば、周囲の感心を集められます。笑
扱いは、水洗い以外の下処理は不要です。ざく切りするだけですぐ使えます。
みずみずしいレタスやベビーリーフといった葉野菜に混ぜて、アクセント的に使うのがオススメ。苦味が特徴的なトレビスは、トレビス”だけ”で食べるのはつらいです。(笑)
入手しやすさ | ★☆☆ | 野菜の品揃え豊富なスーパーで手に入る |
価格 | ★★☆ | 手のひらサイズで1つ200円程度 |
扱いやすさ | ★★★ | キャベツ感覚で使える |
サラダにしたのがこちら。
グリーンに混ぜただけのシンプルだけど、こだわりある感じの風貌のサラダ。

トレビスのはっきりとした紫には、トマトの赤やオリーブのカーキが活きます。

トレビスの特徴や、サラダの実例はこちらにまとめました。
- サラダで見かける紫の葉っぱ「トレビス」の特徴【サラダ野菜】
ビーツ
ロシア料理のボルシチで有名な野菜、ビーツです。

入手しやすさ | ★☆☆ | 野菜の品揃え豊富なスーパーで手に入る |
価格 | ★★☆ | 手のひらサイズで1つ200円程度 |
扱いやすさ | ★☆☆ | 水煮など手間がかかる。 そのまま食べるに品種の見極めが必要 (土臭さの心配あり) |
サラダで使うには玄人まちがいなしですが、紹介します。笑

基本的には水煮にして食べます。生食用のビーツもある一方で、土臭く感じやすいため下処理が重要です。
そこをクリアすると、カブをより甘く仕立てたような味わいに出会えます。先日お店で食べたビーツ、うまみにうっとりしてしまいました。

詳しい下処理はこちらから。

サラダにしたのがこちら。
生ブロッコリー・ビーツにマヨネーズをあえたもの。ビーツの紫がマヨネーズに溶け出して、ユニークな色みに変わっていきます。

甘みのあるビーツはフルーツにもあいます。柿と一緒にオリーブオイル、酢、塩で調味したもの。宝石みたいでした。

紅芯大根
最後は、紅芯大根です。

「こうしんだいこん」と読みます。紅色の大根です。
一般的な大根と同じ要領で使えばOKです。紅芯大根の魅力はなんといっても断面。

真っ白の大根にあとから染色したような見た目を味わうには、輪切りがオススメです。
入手しやすさ | ★☆☆ | 野菜の品揃え豊富なスーパーで手に入る |
価格 | ★★☆ | 手のひらサイズで1つ200円程度 |
扱いやすさ | ★★★ | 一般的な大根と同じように扱える |
サラダにしたのがこちら。
さつま揚げとともに。大根はさっぱりとした辛みがあるので、旨味系のさつま揚げと相性がいいです。紅生姜入りのさつま揚げだったため、赤紫がリンクしてくれました。

葉野菜のレタスにふりかけただけ。かいわれ大根と赤紫のコラボです。紅芯大根は大半が白っぽいので、赤紫はくどくなりません。

【まとめ】サラダに彩を添えて気分の上がる食事シーンを生み出そう
この記事では、赤紫色の野菜を紹介しました。
- お店のサラダには赤紫の野菜がよく使われている
- 赤紫は、対の色「グリーン」を引き立ててくれる
- 赤紫の野菜 6選
今回紹介した赤紫の野菜をひとつでも使いこなせると、こなれたサラダができあがります。

ちょっぴりおしゃれなサラダは、食卓もレベルアップしてちょっぴり幸せです。笑
いつも使っている野菜をちょい変してみる、サラダ用に1つ野菜を足してみるなど、取り入れやすいです。まずはお近くのスーパーで野菜を見つけてみてくださいね。いずれも旬の時期はあれど、年間通して手に入れることができますよ。

最後までお読みいただきありがとうございました!
おいしいサラダを作りたい!さっそくサラダを作りたい人へ
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