
サラダってカンタンそうでなかなかおいしく作れない…。サラダ作りの基本をおさえたいな。

ダイエットや食事改善のためにサラダレシピを探したいけど、ネットだといまいちしっくりこないんだよな〜。かといって本を活用するにも、レシピ本ってありすぎてわからない…。
こんな方のために、サラダ作りにおすすめの書籍をご紹介します。
- 料理初心者が使える本
- 料理中級者が使える本
- サラダマニアが使える本
ナビするのはサラダに夢中なkamai(@kamaivege)です。

会社員として働く中、週3回以上はサラダを作って食べており、SNSを通して発信したレシピ数は250を超えました。このブログでは、サラダ作りに関するハウツーやレシピを紹介しています!
簡単に見えるサラダ作りですが意外と奥が深いもの。ネットでは無数に存在するレシピを検索できますが、映えに偏ったものだったり、表面的なレシピで完結していたりするものは多いです。
悩んだあげく、多くの情報源である書籍については最低でも月2冊は料理本を購入してネタを取り入れるようになりました。サラダ関連の書籍はざっと目を通したものを含めると50冊以上にのぼります。
そこで、レベル感にわけて紹介します。
- 料理初心者向け = 入門編として、これを読めばサラダ作りについて最低限おさえられる
- 料理中級者向け = パターン化せずに幅広くサラダ生活を楽しめる。かといって、日常的にできる実用性がある
- 料理マニア向け = 誰も知らないサラダ雑学に触れられる
人気のものから発売して数か月のものまで、偏見なく読み比べたものです。
サラダにありつくことがゴールとするならば、机上で(読んで)終わりとするよりも、実際にキッチンで作ってみるのがいちばんです。わたし自身の経験とからめてご紹介することで、みなさんご自身の相性のいい本を見つける一助になればうれしいです。サラダ作りに、サラダ探求にご活用ください!
料理初心者向けおすすめサラダ本「まずはこれをおさえよう」編
料理初心者向けのサラダ本は3冊です。
- サラダのアイデア帖|小竹 貴子
- 生野菜とパンの組み立て方|ナガタ ユイ
- ニコサラダ|門司 紀子
サラダの基本をおさえたい!なら『サラダのアイデア帖』
サラダ作りの基本についてテンポよくまとまっているレシピ本です。
世に出ているサラダ本の大半はレシピ集です。食材をメインに紹介するサラダ(野菜・〇〇を使ったサラダ)、目的ありきのサラダ(腹持ちのいいサラダ)など。レパートリーに悩まれる方が多いのでしょうね。そして、料理家さんが独創的なレシピを発信する(著者のファンに向けた)の本であることは多いです。つまり、作り方にフォーカスしたものは少ない。
その点、こちらの本はサラダ作りの基本についてページを割かれている数少ない本です。具体的には、18のルールと6つのコラムで、おさえるべきポイントがまとまっています。
「適当に作っているせいか、できあがるサラダがまずい…」
という人に、おすすめの1冊です。ポイントを押さえるだけで、出来上がりが変わります。
”アイデア帖”というだけあって、基本の作り方だけではなくアイデアレシピも多く載っています。比較的、おかず感のある実用的なものが多いのもうれしいポイント。
著者はクックパッドの部長・小竹 貴子さん。個人で料理教室も開かれているということで、生徒である作り手の立場を考えたレシピなのかもしれません。
野菜の下ごしらえをおさえたい!なら『生野菜とパンの組み立て方』
サラダ作りの基本である生野菜の下ごしらえについてわかるレシピ本です。
サンドイッチの指南本でありながら、サラダに必要な野菜の取り扱いがていねいに書かれており、サラダ作りに使える1冊です。表紙から想像できるとおり、眺めたてうっとりしてしまう美しさと共に実用性があります。
- サラダに使える野菜が一目でわかる
- おなじみの野菜は下処理(カットの仕方)がていねいに説明されている
こちらの記事で、詳しくお話ししています。
身近に手の入る少ない食材で手軽に作りたい!なら『ニコサラダ』
数少ない”2個”の食材でサラダが作れるレシピ本です。
特にこんな方は使えるかと思います。
- 手間をかけずに、それなりのサラダ1品を作りたい(時間がない!)
- 自宅にたくさん野菜をストックできない(数があっても食べ切れずにすぐ痛めちゃう)
こちらの記事で、詳しくお話ししています。
料理中級者向けおすすめサラダ本「気になるものを拾ってみよう」編
料理中級者向けのサラダ本は7冊です。3ジャンルにわけて紹介します。
- 料理系
- 光るサラダ|有元 葉子
- サラダ教本|坂田 阿希子
- ハーブのサラダ|冷水 希三子
- エンタメ系
- 世界のサラダ図鑑|佐藤 政人
- このひと皿でパーフェクト、パワーサラダ|坂田 阿希子
- 美容・ダイエット系
- ベジたんサラダ50|Atsushi
- やせぐせがつくごちそうサラダ150
料理系
【実用系】コツをおさえて旬の野菜を使ったサラダを作りたいなら『光るサラダ』
旬を感じられるレシピと共に、サラダ作りの基礎をおさえられる本です。
こんな方にはハマると思います。
- 日常的にそこそこ料理をする人
- 四季を感じる余裕がある人(こだわって丁寧に作れる人)
- 慣れ親しんだ食材を中心に、旬の野菜でサラダを作りたい人
こちらの記事で詳しくお話ししています。
【実用レシピ系】定番サラダを作りたい!なら『サラダ教本』
定番のサラダがひと通りそろったレシピ本です。
スーパーのお惣菜で見かけるサラダといえば、例えばこんなものがあります。
- ポテトサラダ
- マカロニサラダ
- 中華風春雨サラダ
- 豚しゃぶサラダ
作るとなればレシピって意外と知らないものです。今どき、ネットで調べれば無数にレシピはヒットしますが、基本をおさえずしてなりゆきで料理してしまうと、定着しないものです。そこで、プロの”まちがいない”レシピをおさえておくという点で、持っておくと便利な1冊です。なんせ、100種類ものバリエーションがあります。
上記の定番サラダから、どこかで食べたことあるなという静かに普及しているサラダまで幅広くおさえられています。サラダという枠を意識せずに、食べてみたいなと思えるものが多く好印象でした。バリエーションは100種類とたっぷりなので、その日の気分や手持ちのラインナップ次第で作ることができます。
中級者向けとした(読者を選ぶ)理由としては、下ごしらえの仕方が省略されているためです。生野菜を扱うことの多いサラダですが、中には火入れや下処理が必要な食材もあります。ここでは料理の基礎である、イモやインゲンの茹で方やゆで卵の作り方については説明がありません。あくまで、基本的な食材の下ごしらえはできることが前提となっている点には注意です。

サラダ”教本”っていうくらいだから、料理の教科書だと思ったよ。あくまで、料理の基礎はおさえた上で読むべきサラダの教科書なんだね。
著者は料理研究家である坂田 阿希子さん。教本シリーズとして、サンドイッチ・スープに続き発売されたのがサラダ編。サラダ以外にも数十冊の本を出版されており、実績をお持ちのベテランさんの本です。
【ハーブ系】ハーブのサラダを食べたい!なら『ハーブのサラダ』
フレッシュハーブを堪能できるサラダレシピ本です。
比較的、国内でも入手しやすい11のハーブを中心に、使い方(香り・味の特徴やカットの仕方、どのように料理のエッセンスにするか)や相性のいい食材をカンタンに解説。それぞれ5〜8種類のレシピが用意されています。
火を使う工程も多く、料理に慣れた中級者〜上級者向けの印象です。
わたしが惹かれた理由のひとつが、食材の相性について語られていることです。
というのも、レストランに行くと味の決め手とされることのいいハーブ。興味を持ったわたしは、料理(サラダ)に取り入れられないかと思ったものの、これがなかなか難しい。ハーブはやみくもに混ぜると、悪目立ちしたり、他の食材に負けてしまったり。個性の強いハーブは、料理初心者が使いこなすのはハードルが高かったのです。
変に舌だけが肥えても、自前の料理に活かせるとは限らないんですよね。そんな中、こちらの本で紹介されていたハーブの特徴と具体的なレシピをおさえることで、ハーブの活かし方のイメージが湧いたように思います。
テイストとしてはナチュラル系で、やさしい陽の光に包まれているような感覚でほっこりできます。料理家・冷水 希三子さんは、季節をテーマにした著書も出されているとおり、温度を感じるようなひと皿なんですよね。このサラダ1品で終わらずに、食卓が続いていくような広がりを感じられます。
エンタメ系
【ワールド系】世界各国の多様なサラダに触れたい!なら『世界のサラダ図鑑』
世界に存在するサラダをとおしてその土地の文化に触れることができる本です。
こんな方にはハマると思います。
- 王道サラダしか知らない人(損してる…)
- 世界の食文化に興味のある人(サラダで70%の国と地域をカバー)
- 異国情緒を味わいたい人(想像が膨らむ)
こちらの記事で、詳しくお話ししています。
【アート系】美しいサラダに魅了されたい!なら『このひと皿でパーフェクト、パワーサラダ』
プロが生み出すオリジナリティに満ちたサラダ写真集(本)です。
こちらも、『サラダ教本』であげた料理家・坂田 阿希子さんの手がけた1冊。お菓子や洋食を取り扱った著書は何十冊とあり、料理好きの方ならご存知かもしれません。
レシピの大半は、独創的でインターナショナルな味付け。それは、写真集さながらのインパクトです。陰影や食材の造形。眺めるだけでも十分、うっとりできます。
それゆえ、わたしはこちらの本をレシピとして使うことはほとんどありません。疲れたときに英気をもらっています。著者からすると、なんだその使い方は!って思われるかもしれませんが、癒されなんです。笑
パワーサラダの組み立て方は序盤にサクッと触れられていますので、考え方をおさえることもできますよ。
美容・ダイエット系
【美容系】サラダ生活でやせ・美肌を実現したい!なら『ベジたんサラダ50』
「美」を意識して組み立てられたサラダレシピ本です。

みなさん、化粧品や美容グッズ探しにいそしんでいませんか?わたしたちの身体を作っている「食」に目を向けるのが、美への近道なのかもしれません。
サラダの要素として、野菜(ベジ)とたんぱく質(たん)を組み合わせた「ベジたんサラダ」と名付け、数々のレシピをまとめられています。タンパク質を取り入れるという意味では、似たようなものにパワーサラダがありますね。
身体作りを意識しているせいか、おかず感のあるレシピが多いです。ボリュームがあって食べ応えがありそう、レシピの組み立て方として参考にさせてもらっています。というのも、わたしは好きな野菜だけでサラダを構成することが多く、たんぱく質が抜けがち。こうやって、「美」を含む健康な身体作りを意識した組み立て方をしたいな〜と考えさせられた1冊でした。
野菜とたんぱく質の組み合わせは、こちらのサラダレシピで活かしましたよ。
- 鶏ひき肉でヘルシーに、鶏そぼろとマスタードのサラダ【レシピつき】
料理本の著者にしては変わった経歴のAtsushiさん。有名ブランドのPRを経て、ファッション、美容、食などの分野で活躍されているそうです。スキンケアブランドの立ち上げや食の資格も多数お持ちということで、内から美を考えるアプローチをされているのでしょうね。いやあ、尊敬します…!
【ダイエット系】糖質オフを意識して食生活を改善したい!なら『やせぐせがつくごちそうサラダ』
糖質オフを意識したパワーサラダが作れるレシピ本です。
他のレシピ本と違う特徴としては、糖質オフの情報が手に入ることです。テーマごとに5パートで構成されていますが、そのうち4パートのサラダで糖質オフのポイントが添えられています。「なぜその食材をチョイスするのか」要点をおさえることで、サラダに限らず料理全般に応用が効きますよ。
本を監修するのは、フードコーディネーターであり料理研究家の市瀬 悦子さん。本でいえば、50前後の料理本を出されている実績をお持ちです。
料理マニア向けおすすめサラダ本「知らない世界へようこそ」編
普通のサラダ本じゃものたりない!という料理マニア向けのサラダ本はこちらです。
- サラダの歴史|ジュディス ウェインラウブ, Judith Weinraub
【歴史系】現在のサラダ文化を過去から紐解きたい!なら『サラダの歴史』
サラダの原点から現代のサラダブームまで、サラダの歴史を知れる本です。

サラダの原型ってなに?いつ頃から食べられていたの?どんな人たちが食べていたの?
こんな疑問がすべて解消される本です。古代のギリシア時代には原型がありながら、さまざまな変化を遂げてきたサラダ。時代性や文化が絡み合って、現代にまで続く様子を知ると、いつものサラダがまた違って見えますよ。
マニアックな1冊で、サラダマニアの私は興奮しておりました。(笑)多くを語ってしまうと感動と驚きを奪ってしまうので、興味のある方にはぜひ手に取ってほしい1冊です!
ちなみに、原書房さんの「食」の図書館シリーズはさまざまなジャンルをテーマに扱われています。マニアックな雑学が得られますので、お気に入りを見つけられるかもしれません。
違った視点から見られるサラダ本 番外編
長らくお付き合いいただいてありがとうございます。いよいよ最後、肩の力を抜いてサラダ番外編です。
- サラダ記念日|俵 万智
【エッセイ】青春を思い出してザワザワしたい…なら『サラダ記念日』
言わずと知れた有名作ですね。
さわやかな「サラダ」の第一印象から裏切られる、淡くも現実を生きる女心を描いたエッセイ集。ざわり…と鳥肌が立つような情景に、内容も覚えていないほどに久しぶりに読んだら心をざわつかせられました。笑
令和になって読むと、昭和のレトロな時代感がかえって新鮮に映ります。人間の距離感や風景というのは、時代を超えても変わらない情景もあるんだなと思わせてくれる1冊です。
いくつもレシピを探したいならKindle Unlimitedがおすすめ

1冊に決めきれないかも…。レシピを読み比べてみたいなぁ。
とにかくレシピ数を稼ぎたいという方は、Kindle Unlimitedがおすすめです。Amazonの読み放題サービスで、さまざまな本に目を通すことができます。
たった1冊で元がとれるコスパの良さ
本の購入と同じくらいすすめたいのは、コスパの良さにあります。
初めての方は30日間いくら読んでも無料。そのあとは月額980円なので、2冊読めばあっという間に元がとれます。サブスク形式なので、いまいちだったらすぐに解約するなど最短1か月単位で区切れます。

なくてもスマホで読めます
わたしの場合、斜め読みでいろんな本に触れたいときはKindle Unlimitedを利用し、手元に読みたい特定の本がたまっているときはKindle Unlimitedを解約しています。
たびたびキャンペーンが行われるので、お得になっていることも多いです。(2か月分が数百円など!)ごぶさたの方も覗くとお得な情報があるかもしれませんよ。
手軽に読書を楽しみたいという方は、ぜひご活用ください!
読み放題は対象が限られているため、本の購入は検討価値あり
そうはいっても、今回紹介した本は大半がKindle Unlimitedの対象外でした。(読み放題対象は『やせぐせがつくごちそうサラダ』)
どうしても気になる本は購入、それ以外はKindle Unlimitedで斜め読みなど使い分けがいいかもしれません。
【まとめ】本を活用してサラダ作りをワンランクアップしよう!
この記事では、サラダ本について紹介しました。
- 料理初心者が使える本
- 料理中級者が使える本
- サラダマニアが使える本
- サラダが違う観点から見える本
いかがだったでしょうか?紹介した本はさまざまな切り口で書かれていますが、体系的にまとまっているため、たった1,000円代の出費でも得るものは多いです。わたし自身、ネットで情報収拾も試みていますが、欲しい情報はぼやかされている・正確な情報が不透明など、なかなか難しいんですよね。(本当に…)
豊かな食生活を送るために、ぜひサラダ本を手に取ってみてくださいね。

まだ紹介しきれていない本もあるため、随時更新する予定です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
サラダをおいしく作りたい!コツを知りたい方へ
読書を通して学んだコツを踏まえて、やってみてわかったポイントやサラダ作りに役立つ気づきをまとめています。ご活用ください!

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