おしゃれなおかず1品って普段から作れないかなぁ。時間ないから手はかけられないけれど…。
こんな悩みにこたえてくれる本「たった2コの食材でキレイになれる 魔法の”ニコサラダ”」を紹介します!
ナビするのはサラダに夢中なkamai(@kamaivege)です。
会社員として働く中、週3回以上はサラダを作って食べており、SNSを通して発信したレシピ数は250を超えました。このブログでは、サラダ作りに関するハウツーやレシピを紹介しています!
今回は「たった2コの食材でキレイになれる 魔法の”ニコサラダ”」の読書レビューをしていきます。すでに本を読もうか迷っている人以外にも、こんな方にオススメです。
読もうか迷っている方は参考にしてもらえたらと思います。
それではいってみましょう!
「たった2コの食材でキレイになれる 魔法の”ニコサラダ”」とは
本の紹介の前に、著者の門司さんをご紹介します。編集者である門司 紀子さんが書かれた本です。
担当記事はビューティ関連をメインに、食や料理、旅、ファッションなどを扱われているとのこと。Oggiや美的の企画や執筆を担当されている、といえば「ああ、あの雑誌か」とご存知の方も多いかもしれません。
個人では旅行本や食に関する本を刊行されています。美的ではサラダレシピの連載「美容エディター・門司紀子のToday’s SALAD」を手がけられており、サクッと読める文量とまとめ方は手に取りやすいですよ。
よかったポイント4つ
【作れそう】現実離れしていない食材のセレクト
メイン食材として使われるものは9種類です。
- アボカド
- トマト
- にんじん
- ケール
- 根菜(大根・れんこん・ごぼう・ビーツ)
- 香味野菜(パクチー・みょうが・ルッコラ・クレソン・セロリ・セリ)
- 卵
- ツナ
- 豆腐
美容雑誌発を思わせるラインナップです。個人的にはケールを多く取り上げてくれている時点で”買い”だったのですが、その他、キッチンに常備している方も多い食材がならんでおり、突飛じゃないラインナップが好感でした。
料理家さんのレシピだと、独創的で「読んで満足」しちゃうものが多いんですよね。
表紙帯には、「簡単」「おいしい」「見映えよし」「コスパよし」の宣伝文句がうたわれています。でも、それ以上に大切なのって実際に作ってみたいと思えるか(食べたいか)どうかだと思うんです。
「ロマネスコを湯がいて」と知らない野菜が出てきたり、「ベリーをふりかけて」と味の想像ができなかったり。日常と乖離しているアグレッシブな料理だと、「気になる」ってことになっても「作ってみよう」とはならないと思うんです。
こちらの本では手の届く食材が使われていて、なんとなく味の想像がつくのが作ってみたいかもと思えたポイントでした。
【見映え】子どもっぽさゼロ、手の届きそうなおしゃれ
写真をご覧になるとわかるのですが、食材2つとは思えない仕上がりです。
ファッション誌から派生しているだけあって、見映えにはこだわりが感じられます。ページをめくるたびにキラキラしたサラダ、野菜が目に飛び込んできます。パラパラとめくってひと休み……。ぶっちゃけ、食べなくてもいい気がしてきます。笑
そして、おしゃれ要素に欠かせないのはサラダを盛りつける器です。
サラダが映える器の話
写真を撮ってSNSに上げるか否かにかかわらず(笑)、おもてなし時にゲストに料理を楽しんでもらうためにも、自分のテンションを上げるためにも、器にはやっぱりこだわりたいもの。
ニコサラダ コラム2より
おいしく作ったら、キラキラしたいですよね。笑
サラダ自体がシンプルに2コの食材でできているだけあって、どのうつわとあわせればいいかな?とイメージしやすいのもいいところ。うつわを買い足すヒントも得られます。
【簡単】数ステップの簡潔なレシピ
作り方は数行の文字情報が2〜4項目で書かれているのみです。写真は完成品(盛りつけ済み)のみ。
ものによっては、写真つきで手順が補足されている部分もあり、最低限のプロセスは追うことができます。
【実用性】食材から逆引きできる
巻末に食材ベースの逆引きインデックスがあります。
好みが分かれそうなポイント
使い方によってはイマイチなポイントもあるため触れておきます。
フルーツが使われている
野菜×フルーツの組みあわせが何パターンも出てきます。
こんな方はマッチしないかもしれません。
レシピが公開されている中では2割ほど見受けられますので、せっかく買ったレシピ本を活かせないことになってしまいます。
わたし自身、フルーツを自宅で食べることは稀でして、日常的に食べることはないかなという印象です。ただ、自分ひとりでレシピを組み立てるのは難しいものですし、フルーツづかいのサラダに挑戦する時は参考にしたいと思っています。
基礎がないうちは、プロから学ぶのがいちばんです!
慣れてはいないけれど、”美”のために作ってみようかなというモチベーションがある方は試す価値ありだと思います。意外にもおいしい!とハマればお気に入りの一皿になるかもしれませんよ。
個性的な調味料と食材の偏り
半分近くはイタリアン的なオリーブオイル+ビネガーを使ったまとめ方です。さらに3割程度は、家庭的なめんつゆやみそを使った日本的なまとめ方でした。
残りについては、国際色を感じるクセのあるものが出てきます。人を選ぶだろうなと思ったのがこちら。
- ナンプラー
- クミン
なじみがあるか?という意味ではこのあたりが抵抗出てくるかもしれません。
- キヌア
- カッテージチーズ
美を感じさせるラインナップですよね。味に保守的な方はあわなさそうです。
かといって、使われる野菜には偏りがあります。例えば、以下の野菜は登場しません。
一方で、珍しい組みあわせも試してみたい!という好奇心旺盛な方には向いているかと思います。といいますか、そういうちょっと変わったポイントを入れないと、無難なレシピ本で終始してしまいますからね。(この本の個性にあたるので、私は好感を抱きました)
サラダの基本は載っていない
メリットにあげた「簡易レシピ」の裏返しにあたるのですが、サラダの基本の作り方をおさえるにはモノ足りない内容です。
メイン食材は基本的なカット方法について触れられていますが、下ごしらえや盛りつけ方の詳細はありません。
といっても、手のこんだ下ごしらえがいらないのがサラダの特徴です。料理初心者でなければ、手が止まることはないと思います。
この本を読んで変わったこと
私がこの本を読んで変わったことを紹介させてください。
食材2つ”だけ”で満足できるようになった
この本の醍醐味は、数々のレシピではありません。「食材はたった2つ”だけ”でいい」というマインドにあると思います。
実際、私はこの本を手にしたことで「2つ”だけ”でもいいんだ」とサラダ作りに寛容さを持って取り組めるようになれました。
というのも、お店で出されるサラダって彩り豊かでこれでもか!と見慣れない野菜がたっぷり盛りこまれています。だから「サラダにはいくつも食材を入れて華々しくしなくてはいけない」という固定概念がどこかつきまとっていたんです。
SNSがはやるにつれて、見た目重視の風潮が強まっている気がします。
でも、この本はそんなレシピはありません。アボカドともう1つ。トマトともう1つ。シンプルな食材の組みあわせでサラダが成立するんです。
もちろん、彩り豊かなサラダも好きです。でも、日常的におうちで作るには難しいんですよね……。さらには、一般人に栄養バランスを考えろというのも酷でして。
そんな中、ニコサラダはレシピ指南本でありながら「たった2つだけでいいんだ」と肩の荷を降ろしてくれました。まいにちの食卓でできそう、手の届きそうなレベルなんですよね。
美や健康に興味があれば、栄養に関する知識はしだいに身につけていけばいいと思っています。栄養士さん監修の1冊ということで栄養面は保証されていますので、知識を身につけようとしなくともレシピに頼ってしまうのもいいですね。
【まとめ】サクッとおしゃれにニコサラダを作っちゃおう
この記事では「たった2コの食材でキレイになれる 魔法の”ニコサラダ”」をご紹介しました。
気軽に2つの食材だけで、おしゃれなサラダ一品が作れちゃう!というのがこの本最大の魅力です。
1冊の中で1つでもリピートレシピがあれば、こっちのもの!(笑)インターネットやレシピサイトで調べるにも、実用とおしゃれは反していることが多いものです。
まずは身近な食材で手軽に取りかかってみてください。ひとりのちょっとした食卓を彩ったり、パートナーに出してあげたり。相手も自分もハッピーになれますよ。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
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