洗濯しても残っちゃうふきんの臭いが気になる……。捨てて買い換えるしかないのかなぁ?
こんなあなたのお悩みに、おこたえします。
ナビするのは、繊細さん(HSP)気質のkamai(@kamaivege)です。
週3回以上はサラダメインの料理をする習慣があります。このブログでは、サラダ作りに関するハウツーやレシピを紹介しています!
サラダをはじめとした料理全般に興味があり、毎日キッチンには立って料理をします。洗った食器を拭きあげるのに使うふきん。しばらくすると、洗濯しても生臭さが出てしまうのが悩みのタネでした。
人よりニオイに敏感なので、少しでも生臭さがただようとお手上げ。ふきんはゴミ箱へさようなら……。
そこで出会ったのが、重曹で煮洗いする方法です。
最初は難しそうだなと気後れしていたのですが、それは勘違いでした。いいところだらけなので、紹介します。
この記事では、重曹での煮洗いの方法と注意点を紹介します。
ふきんを長く大切に使える上、気持ちよく過ごせるようになりますよ。
生乾き臭の原因
目に見えない「雑菌」
洗濯していてもふきんにつく臭いの原因は、雑菌の繁殖によるものです。目に見えないことから、つかみどころがないですよね。
そのまま洗い物を拭き上げれば、食器にもニオイは移ります。
せっかくの洗い物が……。愕然とします。
生乾き臭の対策ポイント
殺菌で臭いの原因を断つ
ちゃんと洗濯してるよ!見た目はきれいなのに、なんで臭うの……。
雑菌といえば、生きている菌のこと。これらは、水洗いや洗剤を使った洗濯では落としきれません。殺菌効果のある処置をほどこす必要があります。
- 煮沸(熱湯で菌を殺す)
- 漂白(塩素系の薬剤で菌を殺す)
ここでおすすめしたいのは、煮沸のうち、熱+重曹のかけあわせによる煮洗いです。
ハイターといった塩素系漂白剤を使う方法もありますが、こちらは強いアルカリ性の薬剤。洗い残しなど不安も残ります。
一方、煮沸は熱湯がベースです。そこに、殺菌・消臭効果のある重曹をかけあわせます。重曹は自然由来なので、取り扱いのハードルが下がります。
化学薬品を使わない「ナチュラルクリーニング」として安心感がありますね。
実感できる重曹の煮洗い効果
拭きあげた直後は臭わない
食器を拭きあげたときに効果を実感できます。湿った状態になっても無臭の状態が続きます。
これが、煮洗いしていないと洗濯直後にも関わらずうっすら生乾き臭がするんですよね。食器の拭き上げで濡れたら、もうアウトです。
体感でも違いはあきらかだね!
柔軟剤を使わずに洗濯しているため、柔軟剤由来の香りがふきんにつきません。そのせいもあって「無臭」を実感できています。
さっそく、煮洗いの手順を見ていきましょう!
重曹を使った煮洗いに必要なもの
重曹・鍋・トング
用意するものは、おもに3つです。
水仕事で手が荒れてしまう人は、掃除用の手袋があると安心です。
重曹を使った煮洗いの手順
煮洗いの手順は4ステップです。
- 重曹水を作る
- 重曹水で15分ほどふきんを煮る
- ふきんを冷水ですすぐ
- ふきんを洗濯する
重曹水を作る
鍋にふきんが浸かる程度のお湯を沸かします。
沸騰したら火を止めて、重曹を入れます。水1リットルにつき、重曹は大さじ1杯を目安にしています。
重曹を入れると「シュワシュワ〜っ」と泡立つので、火を止めた状態で少しずつ入れます。
重曹水で15分ほどふきんを煮る
ふきんを重曹水にほぐし入れて、そのまま煮ていきます。時間は、15分でじゅうぶんです。
温めるうちに、重曹水が泡立って吹きこぼれることがあります。ふきんを入れた状態で沸騰していたら、弱火に落としてください。
とろ火でも吹きこぼれることもあるので、様子を見て火を消しながら高音をキープしてください。
また、泡でふきんが浮いてくるので、たびたび沈めるようにかき混ぜます。
ふきんを冷水ですすぐ
冷水でふきんをすすぎます。
重曹水は沸騰しているため、水を加えて冷ましていきます。
しばらくはふきんが熱々の重曹水をたくわえているため、油断するとヤケドします。トングでふきんを広げて冷水にさらしてください。
この段階で重曹水が流れ出すため、ふきんをそのまま触ってOKです。ただ、肌が弱い方は手袋をして扱う方がいいかもしれません。
わたしは素手で扱いますが、作業後には手の甲あたりにかゆみが出たことがあります。手に残らないように洗い流すなど、配慮したほうがいいですよ。
何枚も煮沸する場合は、ふきんをボウルに取り出して、順にふきんを煮沸しましょう。
洗濯したふきんであっても、重曹水が濁っているのがわかります。汚れが落ちていることがわかりますよ。
ふきんを洗濯する
ふきんをしっかりすすいで、このまま干します。
洗い残しが気になる方は、ふだんどおり洗濯してもOKです。
すすぎがてら、軽く洗濯してます。
乾けばできあがり。パリッと仕上がりますよ。
すっきり、気持ちがいいね!
ニオイが取れていることに気づきます。また、一度濡れて再び乾いたときも、生乾きのニオイはしませんでした!
重曹を使った煮洗いの注意点
使用する鍋の素材
重曹を使うため、煮洗いをする鍋は素材が限られます。
マイヤーの鍋を愛用しています。外はステンレスですが、内側はテフロン加工です。
鍋は掃除・洗濯用として用意しているの?
煮洗い専用の鍋は用意していません。ふだん料理で使う鍋です。というのも、
- 口に入れても平気な重曹を使っていること
- 洗い物を拭きあげるだけのふきんを扱うこと
これらを踏まえると、料理用の鍋でも差し支えないと思っているからです。作業台で使う台ふきんや床拭きをするぞうきんであれば、鍋などの道具を使い分けるかと思います。
料理と洗濯は別だから分けたい!という方は、別に用意するのもアリかと思います。
直火にかけられる上、色・ニオイ移りしない野田琺瑯のたらいは人気がありますね。つけおき用の洗い桶として使う様子も見かけます。
\ 味のあるホーロー鍋 /
個人で感覚が異なると思いますので、お好みでどうぞ。
洗うふきんの素材
ふきんの素材は、高温に弱い化学繊維(ポリエステルなど)は注意です。変色が起きたり傷んでしまったりする可能性があります。
コットン(綿)などの天然素材であれば、たいてい洗えます。
どっちにしろ、洗濯表記を確認したほうがいいね。
無印良品のインド綿大判ふきんを愛用しています。綿100%です。
縁取りされているから、ほつれることもありません。まっしろシンプルで気に入ってます。
ふきんの定期メンテナンスが難しいなら
使い捨てを併用する
食器を拭きあげるふきんだけではなく、台ふきんも煮洗いの効果を発揮します。
濡らして使う台ふきんは、雑菌の温床です。汚れも激しくなりがちなので、使い捨てで割り切っています。
愛用しているのは、速乾のキッチンダスターです。
\ 速乾でコンパクト /
以前アルバイトしていた飲食店では、キッチンハイターで殺菌・漂白していました。手間を惜しまなければ、このやり方もありですね。
そうはいっても、続かないと意味ないよね。
また、テーブルの拭き上げはパストリーゼを使ってます。
\ 定番のアルコール剤 /
アルコールで除菌すれば、衛生的にも安心。気持ちだってスッキリしますよ。
【まとめ】重曹の煮洗いで生乾き臭を解消しよう
この記事では、重曹を使った煮洗いの仕方と注意点を紹介しました。
生乾きの臭いが気になって「そろそろ替えどきかな……」とふきんを捨てる前に、やってみるとまだまだ使えるんです。気持ちもスッキリしますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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