みなさま、毎日お仕事お疲れさまです。朝、満員電車に身を押し込みながら、ふと「これがずっと続くのか……」なんて、うんざりしたことはありませんか?
ぎゅうぎゅう詰めの車内、足の踏み場もない通勤ラッシュ、通勤時間に費やす貴重な時間。
毎日繰り返すこの負担は、知らず知らずのうちに心と体にダメージを与えています。
コロナ禍で在宅の波はあったものの、最近は回帰して出勤が通常になったという知人の話も珍しくありません。
私も以前はそんな日々を過ごしていました。
しかし、職場近くに引っ越すというシンプルな決断で、そのストレスから解放。さまざまなメリットを手に入れることができた……。
今回は、通勤時間を短縮することがどれほど生活にポジティブな影響を与えるのか、実際に経験した私の体験談を交えながらお伝えしていきます。
こんなあなたにオススメです。
なぜ通勤ってこんなに辛いのか?
「通勤ってダルいもの」ってことは誰しもが分かっているところですが、なにがそうさせているのでしょうか?あえて言語化してみます。
物理的/精神的ストレスだらけ
都市圏の移動手段といえば、電車。朝方の通勤ラッシュ時には、世界でも屈指の混雑率を誇ります。
人が殺到することで、あらゆる問題が表面化します。
- とにかく窮屈
- プライベートゾーンに入り込まれる
- 人のニオイ
表面化しないものも存在します。
- 見知らぬ他人の視線
- イヤでも目に入る車内広告
- 電車遅延の不安
- 時間のムダ
このように、通勤ラッシュってストレスの巣窟なんですよね。
「仕事に行きたくない」どんよりムードの会社員たちが集まって、地下の薄暗いトンネルを走る……。
毎日のことだからこそ、積み重なって大きな負担になる。こんな劣悪環境に身をさらしていれば、仕事の疲れも相まって消耗するのは当たり前なんです。
どうやって打破する?
じゃあ、そんな「当たり前」を変えるにはどうしたらいいか?
こうなると、「職場近くに引っ越す」という物理的な対処が即効です。
わたし自身、1時間近くかかっていた通勤を30分以下に短縮する手段をとりました。
- 1軒目:職場まで電車・徒歩で50分
↓ 引っ越し1回目 - 2軒目:職場まで電車・徒歩で20分(徒歩で60分)
↓ 引っ越し2回目 - 3軒目:職場まで電車・徒歩で20分(徒歩で30分)
いきなり徒歩圏内への引越はハードルがあったため、段階を踏んで引越ししたんです。
引っ越し1回目|電車・徒歩で片道20分の場所へ
電車通勤に片道1時間ほどかけていましたが、片道20分の場所に引っ越しました。
すると、どうでしょう。電車に10分ほどしか乗らないので、通勤電車に対する嫌悪感がだいぶ薄れました。
電車遅延も大きな影響を受けない、乗車している10分だけの辛抱で済む。こんなふうに、だいぶ身軽に。なにより、大して活用できていなかった時間が「お釣り」のごとく返ってくるんです。
引っ越し2回目|徒歩で片道30分の場所へ
それでも、少なからず満員電車に乗らなければいけないのはストレス。
さらに次のステップとして、職場の徒歩圏内に引っ越しました。電車・徒歩では20分と変わらないものの、歩けば片道30分を切る近さです。
とはいえ、必ずしもコンディションが万全とは限りません。
こんなときは、無理せず電車を使って通勤。また、行きは徒歩、帰りは電車など、様子を見て適宜決めています。
どう変わっていくか
このように職場近くに引っ越したことで、目に見えた変化を感じました。
時間と心に余裕が生まれた
通勤時間が「自由な時間」として解放されることで、心に余裕が生まれました。通勤ラッシュ特有の「イライラ」からも解放されて、ストレスフリーになったのは言うまでもなく。ほんと、天と地の差です。
副業・独立準備のパフォーマンスが向上
「どうでもいいこと」で気分を害さなくなるので、自分のリソースをやるべきことに割けるように。パフォーマンスも向上したように感じます。
精神的な解放感を感じるようになりました。
実際、平日は最低でも2時間(21〜23時ごろ)は平気で副業の作業に当てられるようになりましたし、息を切らさずに取り組めるようになりました。
副業にとっての一番の収穫は、平日でもまとまった時間を割けるようになったことですね。
本業との付き合い方や心の整え方も変わってきた
また、本業にもいい影響が生まれるようになりました。
会社のデスク前だと考えがまとまらなかったり、あと回しにしてモヤモヤしていたり……。そういったことを、帰り道に整理してみる。すると、頭がスッキリ、まとまるようになったんです。
まとまらないときもありますが、考えた経過をスマホに喋ってメモに起こすなど、変に気持ちを引きずらないようになりました。そして、「まあ、いっか」「ここまで考えたんだし、あとは周囲に相談しよう」とポジティブに考えが巡るようになりました。

面倒なことって、あと回しにしちゃいますよね……!
以前だったら、会社を出た瞬間に仕事(本業)のことは考えたくないとシャットアウトしてきましたが、環境を変えてサクッと仕事の面倒なことを片付けちゃった方がラクってことに気付いたんですよね。「うーん……」と悩んで自分の貴重なリソースやモチベーションを削る方が、もったいない。そう気付けました。
歩きながらだと、ダラダラ悩まずに済むし、ちょうどいいんですよ。
悩んだ点とどう向き合ったか
なんていいこと尽くしに聞こえますが、大きな障壁が1つありました。それは家賃の問題です。
家賃の問題
都心にある職場の徒歩圏内となれば、家賃相場は高め。
引っ越し2回目で徒歩30分の自宅に引っ越す際には、家賃が3万円(!)アップしたんです。年間36万円の支出にあたるため、大幅に負担が増えました。
正直、悩みました。
ほかの選択肢はありましたが、引っ越しの目的は通勤時のストレス解消、そして時間捻出のため。結果的に、職場近くの築浅マンションに引っ越して家賃は3万円アップしましたが、この選択で後悔していません。
それどころか、都心は環境も整っていて過ごしやすいため、トータルで満足度も上がりました。
前述のとおり、3万円は回収できるだけの価値が表れているので、住環境はお金を使うポイントだと痛感しています。
捻出した時間をもとに、副業なりで稼いでいけば取り返せますからね。実際、ここに越してきてから副業で月2万円を稼げるようになりました。好循環って恐ろしい……!
まとめ
2度の引っ越しを経て、感じました。職場の近くに引っ越すことは、単なる通勤時間の短縮にとどまりません。
心の余裕、時間の確保、そして新しい挑戦への一歩につながる、大きな転機となり得る選択です。
もちろん、家賃や生活コストの問題はありますが、それ以上に得られる価値があることを、私は実感しています。通勤ストレスから解放されることで、自分らしい働き方に一歩近づけるかもしれません。
もしあなたも、毎朝の通勤に疲れを感じているなら、少し立ち止まって「職場近くへの引っ越し」という選択肢を考えてみませんか?それが、あなたの人生を大きく変える第一歩になるかもしれません。
時間の捻出や通勤電車のストレスを抱えているあなたの参考になればうれしいです。
あとがき
とことん朝ヨワヨワな私。二度寝って気持ちいいですよね……!
元々は「ギリギリまで寝てたい」という残念な発想からスタートしたものの、昔に比べれば朝が苦手ではなくなった気がしてます。
ブログタイトルには分かりやすく、職場まで「徒歩30分」と書きましたが、ルートによってはもっと早く着くことも。さまざまなルートが選べるので、どのルートが最短で行けるか探し出すのも楽しんでます。
時間にこだわらないときは、風景を楽しむためにやや大回りしてみたり。
違う道をあるけば、おもしろそうなお店を見つけたり。
もちろん、ルート開拓なんて無視して一本道をズイズイ歩いて、考えることに夢中になっても良し。
徒歩通勤って、さまざまな時間の使い方ができるのです。

こんなふうに当たり前を少し変えられる環境だと、変わらぬ日常に嫌気が刺した時なんて気が晴れますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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