
料理を盛り付けても、ちぐはぐなんだよな。
お店みたいに、オシャレにしたいのに……。
食器のせいなら、どうやって選んだらいいんだろう?
こんなあなたの悩みに、おこたえします。
- 料理で避けたほうがいい食器の色
- おすすめの色3パターン
ナビするのは、サラダに夢中な30代OL「かまい(@kamaivege)」です。

会社員として働きつつ週3以上はサラダを作り、SNSで発信したレシピ数は250を超えました。このブログでは、サラダ作りのハウツーやレシピを紹介しています!
料理の盛り付けにあたり、食器の色えらびにはたびたび悩んできました。
かといって、食器を自由に選べるほど手持ちはない……。
そんな制約だらけの中でも年間200皿(!)ほどのサラダを盛り付けていると、
自分なりの答えが浮かび上がってきました。
そこで、盛り付けを左右する食器選びの中でも
色づかいについて普段から心がけているコツを紹介します。
考え方をおさえれば、どんな料理もおしゃれに盛り付けられるようになりますよ。
使える色合いの食器は3タイプ
先に結論から言うと、持ってると便利なのは3タイプです。
使いやすいものから、順に3つ。
- 無彩色の食器
- 青・藍色系の食器
- サラダ(料理)のアクセントカラーの食器
これら紹介する前に、、、
避けたほうがいい色とよくある失敗をおさえておきましょう。
食器で避けたほうがいい色
料理と同系色の食器
食器で避けたほうがいい色は、料理と同系色の食器です。
たとえば
- 葉野菜(緑)が主役のサラダなら、緑の皿は避ける。
- 大根(白)が主役のサラダなら、白い皿は避ける。
- ポテサラ(黄)なら、クリーム〜黄色系の皿は避ける。
といった感じ。

色合いをあわせるのってよさそうなのに、なんで?
同系色のお皿を選ぶと、気にしなくていい部分に注目してしまうためです。
たとえば、こちらをご覧ください↓

それぞれ、どのあたりを見ましたか?
おそらく……
①は、全体をぼんやり見渡したのではないでしょうか。
一方、②は違う色(うすい緑)に注目したと思います。
① 緑1色のもの(左図)
② 緑に薄い緑が混ざったもの(右図)
同じ色合いでも、比率によっては目線が誘導されるんですよね。
これをサラダに置き換えて考えてみます。
混ざる色というのは、ドレッシングや野菜から出てしまった水気。
つまり、気にかける必要のないものにあたります。
どうでもいいもの、、、
むしろ気付かない方がいいものに目を奪われて、
主役であるはずのサラダに目が向かなくなってしまうのです。

そこで、料理と同系色の食器を選ばないことが無難です。

メインの料理に食器を照らし合わせて、
色の組み合わせを考えるんだね。

そうそう。
料理によって色合いは変化するから、
相性のいい食器を見極める必要があるんだよね。

ダメな色はいいとして、何色を選んだらいいの?
ここからは、使いやすい食器の色を紹介します。
食器で選びたい色3パターン
あらためて、選びたい色の3パターンを紹介します。
- 無彩色の食器
- 青・藍色系の食器
- サラダ(料理)のアクセントカラーの食器
無彩色の食器
1つ目は、無彩色の食器です。
無彩色というのは、色味がないこと。
具体的には、黒・グレー・白といった色のことです。

グレーのお皿と黄色のお皿に盛り付けたイメージで比較してみます。

特に、無彩色の黒・グレーは料理の具材と色味がかぶりにくい。
黒は引き締まるので、高見えしますよ。
白は、メインを引き立てやすく使いやすいです。

青・藍色系の食器
2つ目は、青・藍色系の食器です。

なぜ「青」かといえば、メイン料理を生き生きと見せられる色だからです。
特にサラダは色鮮やか。
サラダに含まれる野菜といえば、おもに6色あります。
▼ 野菜の色数を考察!
食材には「青」は存在せず、サラダはお皿に溶け込みません。

青系っていったらナスぐらいだけど、
どちらかといえば「紫」とか「黒」っぽいよね。
かといって、黄色や赤といった暖色ほど主張しないため、メインのサラダが引き立ちます。
色合いがプラスされていき、カラフルに!

和食器として使われる磁器においては、青藍色は多く見られます。
青い皿はカラフルに見えますが、食卓になじむ色でもあるんですよね。
食器を単品で見ると見落としがちなのが、食卓全体のバランス。
「食卓で浮かない」けっこう大事だったりします。

イエローやら奇抜な色だとサラダ単品は成立するんだけど、
全体のテーブルコーディネートが難しいんですよね。
「青」のお皿は、色味があるお皿の中では唯一ヘビロテしています。

料理のアクセントカラーの食器
3つ目は、料理のアクセントになっている色合いの食器です。
たとえば
トマトの赤がアクセントになっているなら、赤〜ピンク系のお皿を選びます。

色合いをあわせることで、ごちゃごちゃせずケンカしません。
アクセントになっている色が同居することで、ビシッと引き締まった雰囲気に。
こちらのポテトサラダの場合、
アクセントカラーであるキュウリの「緑」にあわせて、
「緑」のお皿をあわせました。

色がリンクすることで、垢抜けて見えませんか?
にんじんのオレンジにお皿をあわせるのもアリですね。

「アクセント」程度の色だったら、
食器と同じ色でも溶け込んでぼやけることないね。
このように、食器で使える色3パターンはこんな特色があります。
- 無彩色 = 主役の料理を邪魔しない
- 青・藍系の色 = 食卓のバランスがとりやすく、かつ料理が生き生きと見える
- アクセントカラー = 料理を引き締める
プロの意見は?
プロの意見はどうでしょうか?
参考にしたのは、フードスタイリストの江口 恵子(@naturalfoodcooking)さんの考えです。
普段づかいを考えた食器えらびについて、こんなことが語られています。
家庭での普段使いを考えると、個性的な柄や金彩・銀彩のキラキラしたものではなく、シンプルな白や、色ものでも無地を選ぶほうがいいでしょう。
普段使いの器は5つでじゅうぶん。 32ページより
色合いよりも、柄は無地で主張しないものが使いやすいということなんですね。
白いプレート、黒いプレートが実例として挙げられており、
やはり無彩色の万能さがうかがえました。
無彩色の皿は普段づかいしやすい
料理とお皿の組み合わせを考えないという意味では、無彩色の皿は料理を選びません。
コントラストの強い黒・白はハッキリと印象的な一皿になります。
その中間のグレーは何気ない普段づかいに向いています。

のせる料理を選ばないグレー皿は、ヘビロテしてます。

一方、おやすみの日や料理を楽しみたい!と余力があるときは、
色皿を使ってカラーコーディネイトを楽しんでいます。
あくまでも主役は、料理です。
お皿自体がかわいい!と飛びつくのではなく、
盛り付ける姿をイメージすると失敗がありませんよ。

食器は料理を引き立たせるために使うんだね。
使いやすい食器ブランド
無彩色の皿
無彩色の皿は、脇役に徹するシンプルなつくりになりやすいため、
多くの人に愛される王道ブランドが安心です。
ティーマ ボウル21cm|イッタラ
北欧で有名なフィンランドのブランド・イッタラから、ティーマシリーズのボウルです。
カラー展開が多く、シンプルで洗練されたデザインは多くの人に愛されていますね。
無彩色や青・藍色系といえば、この5色。
- 無彩色
- パールグレー
- ドテッドグレー
- ブラック
- ホワイト
- 青・藍色系
- ドテッドブルー
「ドテッド」とつくものは、石を模したような模様で特徴的なので、
絶妙な色合いのパールグレーが万能そう◎
Sara 9ボウル|SAKUZAN
美濃焼のブランド・SAKUZANから、Saraシリーズのボウルです。(9はサイズ)
こちらは、4色にしぼれました。
- 無彩色
- ライトグレー
- クリーム
- 青・藍色系
- ネイビー
- ブルー
ほかにもカラー展開が豊富ですよ。
適度な深さがあるため、使いごこちも◎
青・藍色系の皿
青の発色がきれいで落ち着いた、北欧系ブランドのお皿が目立ちます。
全体が青いお皿はいまいちピンとこなかったので、
青がアクセントとして使われているお皿を紹介します。
ビストロ シリアルボール|ダンスク
ダンスク(DANSK)から、ビストロシリーズのシリアルボウルです。
なんてことない白ベースのボウルですが、青いラインが入ることで洗練さがプラスされます。

同ブランドの バブルコンフェティ(フルーツボウル) は北欧らしさのあるデザインで、よく使ってます。
こちらで紹介しました。
トゥオキオ 20cmプレート|アラビア
こちらは、アラビアのトゥオキオシリーズ。
シンプルな模様なので、料理を選ばず使いやすいですよね。
まとめ
料理の盛り付けを駆使しておしゃれな食卓を作ろう
この記事では、サラダ利用をメインにお皿の色選びについて紹介しました。
- 料理と同系色の食器は避ける
- 使える色合いの食器は3パターン
- 無彩色のお皿
- 青・藍色系のお皿
- 料理のアクセントになっている色のお皿
- 主役の料理を引き立たせる食器を選ぼう
おしゃれな食卓を作って、食事を楽しんでくださいね。

かまいがお届けしました🥗
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