会社員として働く私が、「いつかは独立したい」と思い始めたのは20代後半のこと。
当初は「こんな会社、とっとと辞めて独立してやる!」と、勢いだけで突っ走ろうとしていました。
でも、起業って、そんなに甘いものじゃないはず。実際には怖くて、ポンと飛び出せるわけもなく……。転職を経て、職場の居心地も良くなり、あの頃の決意はだんだんと薄れていきました。
それでも——
ふとした瞬間に思うんです。
「このまま、会社員人生で終わるのはイヤだ」と。
幼い頃は親がリードしてくれていた進路でしたが、大人になれば縛りはゼロ。結局のところ、自分自身の人生は自分で決めるしかない。誰かが道を示してくれるわけじゃ、ないんですよね。
ずっと「いつかは独立したい」とぼんやり考えてきたけれど、なかなか糸口がつかめないままでした。
だからこそ、このブログを通じて、自分の思考・行動・振り返りを記録していくことにしました。
独立への足掛かりとして、ここに私の「スタートライン」を刻んでいきます。
今の私の状況
現在、都内の中小企業に勤める会社員。
一度の転職を経て、今の会社が2社目になります。
その転職をきっかけに副業もスタート。気づけば、本業と並行して4年が経ちました。
とはいえ、副業の収益は本業に到底届かず、今も歪な形をした「2足のわらじ」を履いたまま。
なぜ、そんなに会社員を続けてしまっているのか?
理由は明白で、「安定」に甘えているからだと自覚しています。
どんなに手を抜いても、毎月決まった額が振り込まれる安心感。その“会社のお金”に、私は目がくらんでいるのです。
なぜ「雇われ卒業」を目指すのか
年に何度か、自分の人生と向き合うタイミングがあります。
そんなとき、「このままじゃいけない」と、内側から湧き上がる思いに突き動かされるんです。
私が「雇われ卒業」を目指す理由。それは——
自分の力で稼げるようになって、「自由」を手に入れたいから。
「自由」と一口に言っても、切り口はさまざま。
まずは、金銭的な自由。
私は、会社に依存しながら働き続けることに大きなリスクを感じています。
先々をいく諸先輩を見ると震えます。出世街道を進んでも、その先にあるのは減給や不透明な評価、そして停滞。結果を出しても報われる保証がない環境。みすみす怯えながら働きたくはありません。
国の制度も変わりゆく中、誰かに頼るのではなく、自ら稼ぐ力を持つことこそ信じられるもの。長期的に見て、未来への安心だと信じています。
そしてもう一つが、時間的な自由。
- 9時出社・18時退社のスケジュールに縛られたくない
- 満員電車に乗りたくない
- 決まった場所に、決まった時間に出勤する働き方が、もうイヤだ
毎朝、嫌気が刺すんですよね。それなのに会社に向かう、矛盾……。
この話を知人にすると、そこをクリアすればまとまった報酬がもらえるんだから「会社員ってラクでいいじゃん」と言われることもあります。
でも、私が求めているのは「ラク」ではありません。「自由」です。
特に、後者の“ネガティブな動機”のほうが、自分の中では強いかもしれません。
もう、今の働き方に限界を感じています。
「社長になる」ということ
起業して、社会に認められたい。そこで、「社長になる」という選択肢を1つの目標に掲げました。
社会と言っても、全世界とか日本の中でとか、大きなスケールではありません。友人に認められるとか、家族に認められるとか。そのレベルです。
それは私の中にずっとあった、小さな承認欲求かもしれません。
でも、「すごいね」と言われたいわけではない。
贅沢をしたいからでもない。
ただ、自分の中に問い続けているのです。
「このまま、他人に主導権を握られたままで本当にいいの?」
私は、自分の人生を、自分の手でコントロールしたい。
だからこそ、社長になるという道を選ぶのです。
このブログの目的
こういった葛藤、きっと私だけじゃないはず。
だけど、こういう気持ちを正直に表現しているメディアを、私は見つけられませんでした。
(単に視野が狭いだけかもしれませんが……)
だからこのブログでは、迷いながらも前に進もうとしている私の姿をそのまま残していきたいと思っています。
「こんな私でもやってるよ」と、誰かにとっての励みになったらうれしい。
そして、これから出会う困難や苦労も、飾らずに書き綴っていきます。
起業や独立のことを真剣に考えるほど、孤独を感じる。だからこそ、同じようにがんばっている仲間たちへのエールになれば本望です。
最後に|未来の自分へ
30代半ばの私。ここから3年。
現実をしっかり見つめ、行動していきます。
2028年5月、「あのとき始めてよかった」と思えるように——
いま、この場所からスタート。
ここに、自分への決意として記しておきます。
「雇われを卒業して、社長になる。」

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