あなたは、お出かけが楽しくなるようなお気に入りの一足を持っていますか?
私はずっと、靴迷子でした。
- デザインで選んでも、歩くと足が痛くなる
- 機能性を重視しても、どこか満足できない

オーダーメイドでもしない限り、自分のための靴なんてないよなぁ……
そんなふうに「なんとなく合わない」靴を履き続けていたのです。
でも、先日、、、ついに出会ったんです……!
それが、ALTRA(アルトラ)のスニーカーでした。
この靴に出会ってから、歩くことに対する概念に変化が。
今まで「歩くこと」に特別な感情はなかったけれど、「歩くってこんなにも快適なんだ」と実感できたのは、これが初めてだったんです。
そんな相棒を紹介します。
「歩くって、行動するって、こういうことか」
きっかけは1冊の本だった
そもそも出会いのきっかけは、池田光史さんの著書『歩く マジで人生が変わる習慣』でした。

最近、多くの書店で平置きされている話題の書。
成功しているビジネスパーソンや独立して活躍中の発信者は、「歩く」ことを大事にしていると認識していて。そこに追随しようとする私にとっては、「歩く」テーマの本となれば手を取らずにいられませんでした。

ウォーキングとかエクササイズありきの話でもなさそうだし、おもしろそうだな……
実際、目次を眺めると
- 脳のこと
- 身体のこと
- 街のこと
- 足のこと
という切り口。
そして、
- 靴のこと
で紹介されていたのが、アルトラの靴でした。
アルトラのスニーカーが、歩く感覚を変えた
東銀座のアルトラ直営店へ
これは、もう体験するしかない。そうして、本を読んだ翌日に東銀座へ。

妙な行動力を発揮してしまったのは、期待からなのか……。
大したことなかったら残念だよな、と上がりすぎたハードルをなぜか下げつつ、直営店に到着。

こじんまりした店構えで、店内は3組ほどで満員に。一対一の接客をされていたため、行列ができていました。祝日だったこの日は、30分ほど並んで入店。
壁面には靴がズラリ。用途によってさまざまなモデルがそろっています。
うーん、まったくわからない。本に載ってた「ローンピーク」をチェックしていたくらいで、前知識がほとんどないのでスタッフさんに身を任せることに。
ついていただいた女性のスタッフさんには、こんな要望や背景をお伝えしました。
- 長らく靴迷子だった
- 本を読んで「試してみたい!」と思って伺った
- 歩くのが楽しくなる靴がほしい
- 普段から履きやすい色味がいい(ブラックかな〜)
「がっつり運動する人向けだったかしら……」と少し不安になりながらも、スタッフさんと二、三会話をする中でチョイスしてくださった様子。フィッティングをスタート。
左右の足をミリ単位で計測してもらうと、奥から持ってきてくださいました。
しばらく服とか靴とか買ってこなかったので、ドキドキというかソワソワ……。
靴紐を結んでいただいて、立ち上がると、、、

えっ、えっ!!?
「ふわっっ」
とした今までにない感覚に襲われたのです。一歩を踏み出すと、ふかふかする……。
なんかね、雲の上を歩いている感じ。(そりゃ、歩いたことないけどさ)
なんだこれ、変な感じ、、、でも楽しいぞ、、、??
挙動不審な私を見てか、スタッフさんもニコニコしていて。ひゃっはー!とふなっしーばりに叫びたくなる気持ち、スタッフさんにはバレてたかもしれない。笑
見事に想像を超えた体験をさせていただきました。ソールがペラッペラの靴しか履いてなかったせいかもしれませんが、ここまで違うとは。靴ってスゴイね……。
ソールがもう少し硬い一足も試したあと、はじめに履いたスニーカーを相棒に決めました。
トーリン8というモデルです。

アルトラの特徴
初めての感覚には、アルトラのスニーカーの持つ独特な特徴が関係していました。それも、2つ。
ゼロドロップ:姿勢が自然に「ピン!」と伸びる
ひとつは「ゼロドロップ」。
かかとが上がっていないフラットな構造になっています。
……といってもピンと来ないですよね。わたし自身も、履いてその意味が分かりました。
一般的な靴と比較すると特徴が見えてきます。
世の中に出回っている靴の大半は、かかとが少し上がった構造を取っているんです。
というのも、、、かかと側が高いと体は自然と前傾姿勢になって、前に踏み出せるから。
前に進める「歩く」をサポートするのだから、理にかなってますよね。
ただし、これ難点が1つ。「前傾姿勢」を取るので、身体のバランスが崩れるんですよ。
そんなかかとのヒールを取り除いたのが「ゼロドロップ」。
ピン!と背筋の伸びた人間の正しい姿勢を、サポートしてくれるんです。
そう、実際に履くと、最初は少し後ろに持たれるような錯覚があって。
だけど、これはかかとを持ち上げていない自然な姿勢。
靴を脱ぐと分かるんですが、素足に近い感覚で、自然と背筋が「ピン!」と伸びてるんですよね。ふしぎ……。
ちなみに、ふくらはぎもピンと伸びて最初は少し張る感じがありました。
けれど1週間も履いていると、慣れたせいか姿勢が整う感覚が心地よくなってきました。
1か月以上は経った今、違和感なく履けてます。
フットシェイプ:足の指がちゃんと「踏ん張れる」
もうひとつは「フットシェイプ」。
アルトラの靴は、つま先が広がった形状なんです。

一般的なスニーカーはつま先がすぼまっていて、指がギュッと圧迫されがちです。
それもこれも、スタイリッシュに見せるため。見た目の問題ですね。
でもこの靴は逆。
つま先側にゆったりとした空間があるため、指先がのびのびと動けるんですよ。
そして、しっかり地面を掴める。
これも、素足と同じ感覚なんですよね。
締め付けといえば、すぐ実感したのが、靴を脱いだときの開放感でした。
いつもの靴なら、脱いだあと「ふぅ〜」と足が休まる感覚があるのに。
でも、アルトラにはそれがない。脱いでも、ずっと心地いい。

普段、どれだけ窮屈な靴を履いていたんだろう……
と気づかされました。
「歩く」が習慣になれば、悩みごとすら動き出す
狙いどおり、歩くことが楽しくなっちゃった私は、ことあるごとに歩くようになりました。
特に、悩みごとがあれば、一歩踏み出す。
執筆・発信の考えがまとまらないときも、パソコンの前を離れて歩く。
すると、、、不思議と前向きになれるんですよね。
さっきまで堂々巡りしていた問題も、どこかに道が見つかったような気がしてくるんです。
歩けば、視野が開けて手がかりが見つかる。
そんなふうに思えるようになりました。
実際、そうなんですよ。なんでだか分かんないけど、、、脳が生き生きしてるのかな、笑
大げさかよーと思ったら、騙されたと思って歩いてみてください!
成長したい人こそ、「歩ける靴」を持つ価値
「歩くこと」。起業や独立を目指したり、成長したいという人にも、きっと響くと思います。
こういう人たちって考える時間が多いからこそ、止まりがちな思考を動かすスイッチになるから。
日々の悩み、方向性の迷い、踏み出せない小さな一歩。
そんなときほど、まず歩いてみる。

「なんとなく歩く」でもいいんです。
でも、できることなら「気持ちよく歩ける一足」があると背中を押してくれます。
派手とはいえない一足なのに、自分をどっしり支えてくれるパートナーにも思えて。なんだか愛おしいですよ。
まとめ
一足の靴が、一歩を変えてくれた
本を読み、靴に出会い、歩き始めたわたし。
悩みがゼロになるわけじゃないけど、歩いていると少しずつ「抜け道」が見つかっていきます。
たった一足で、気持ちが軽くなっていくなんて思いませんでした。
うがった見方をすると、、、
書籍ではメーカー名指しで靴が紹介されているわけで、宣伝に釣られたのでは?とも思ったんです。
実際、お店には本が飾られていて、そういう販売戦略に乗せられたのかなとも。
まんまと引っかかったカモじゃん!笑
真相はわかりませんが、実際に履いてみたら、歩くのが楽しいと思える一足で。
出会って良かったなと思ってます。

「最近、思考が重たいな」と感じている人こそ、まずは一歩。
そして、その一歩を踏み出すための靴を、ぜひ探すのオススメです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
紹介した本と靴
靴|アルトラ トーリン8(レディース)
リンクは貼っておきますが、お店で試し履きするのがいいかと◎
本|歩く マジで人生が変わる習慣
こちらの本の影響で、相棒を見つけました◎
関連記事
おかげさまで、楽しく徒歩通勤してます。会社近くに引っ越して、歩いて通勤するようになった話です。
コメント