日ごろのシャンプーってなにを使ってます?
私はここ数年、ずっと「シャンプー迷子」でした。
でもあるとき、美容師さんに言われた一言で価値観が変わります。
それはつまり、シャンプーえらびのことでした。
そこから、少しずつシャンプーを見直すように。
さまざまな商品を試して、ようやく「これなら続けられる」と思えるものに出会いました。
今では、かゆみや赤みもだいぶ落ち着き、美容院でも「頭皮の状態いいですね」と言われるように。
この記事では、そんな私のシャンプー迷子脱出までの記録と、いま使っているアイテムを正直にまとめました。
「同じように悩んでいる人にこそ届いてほしい」そんな気持ちで書いています。
「なんとなく選ぶ」が、頭皮トラブルの始まりだった
薬局で手に入る、市販のメジャーなシャンプー。
安くて大容量で、CMでもよく見る。
「なんでもいいか」と思って、ずっと使っていました。
でも、そのたびに頭がかゆくなる。
「ナチュラル系ならいいかも」と思って試しても、やっぱりダメ……。
髪を整えるふりをして、ポリポリと頭をかく自分がイヤでした。
美容院では、カラーの前に頭皮チェックされるたび
「赤くなってますね。しみたりしませんか?」
と心配される始末。
実際、秋になれば乾燥でフケが出やすいこともあり

ああ、私は肌が弱いんだな……。
と思い込んでいました。
けれど、あるとき気づいたんです。
これは、シャンプーがあっていないだけかもしれないと。
「ナチュラル系」も肌に合うとは限らない
次に試したのは、オーガニックや植物由来の“ナチュラル系シャンプー”。
「低刺激」
「肌にやさしい」
「無添加」
そんなワードに惹かれて、期待して使ってみたけど……
ムズムズ……。
使って数日で、またやっぱりかゆくなってしまう。
「やさしい成分=肌に合う」って、必ずしもそうじゃない。
そんなことに、うっすら気づき始めます。
見方を変えれば
- 洗浄力が足りなくて汚れが落ち切らない
- 香料が刺激になってる
など、トラブルの原因にもなりうる。
このあたりから、「やさしい成分=肌に合う」とは限らないんだな……
と思い始めます。
美容師さんのひと言が、価値観をひっくり返した
そんなある日。
転居をきっかけに美容院を変えたことが、転機になりました。
カットやカラーでなりたい姿の相談に乗ってくれるだけでなく、
日ごろのメンテナンスやスタイリングについても親身に乗ってくれる方でした。
毎日のヘアケアの話になり
「どうしても、髪がパサついてて…」
「トリートメントって、どういうものがいいんですかね?」
なんて質問をしたときのこと。
その方の言葉が、ずっと心に残っています。
「トリートメントって、髪を“元に戻す”ものじゃないんすよ。
あくまで、“これ以上ひどくならないようにする”ためのケアっていうか。髪ってタンパク質なんで、結局、食事や運動とか
生活習慣の方が大事なんすよね〜。」
さらに続けて、こう言われました。
「だからこそ、金かけるなら
トリートメントより、“まずシャンプー”なんすよ。地肌の汚れを、きちんと落としてあげるってことが大事で。
積み重ねが肌に出るんでね。食べ物と一緒っすね。」
……その言葉が、ストンと腑に落ちました。
確かに、1回きりの高級トリートメントよりも、毎日の「洗うケア」のほうが
髪にも頭皮にもずっと影響しているのかもしれない。
この日から、シャンプー選びの基準が変わりました。
「なんとなく安いから」ではなく、「自分の肌に合うかどうか」で、選んでみようと。
そんな過去の苦い経験から、シャンプー探しの旅が始まります。
ここからは、私が試した代表的なものをいくつか紹介していきますね。
参考|私の基本プロフィールと選ぶポイント
プロフィール
「その人に合ってたからって、自分に合うとは限らない」——これはほんとにそうで。
なので、少しでも判断材料になるよう、私の体質プロフィールを載せておきますね。
- 年代:30代
- 肌質:混合肌(乾燥とベタつきの両方あり)
- 日焼け:すぐ赤く腫れるタイプ(敏感気味)
- 髪質:細め〜標準/基本はストレートだけど、目立たないくせ毛もあり
- カラー:数か月に一度、カラーを入れています(リタッチが多め)
- 頭皮:刺激に弱く、乾燥しやすい。市販の強いシャンプーで赤くなるタイプ
シャンプー選びのポイント
ポイントはこの3つでした。
- 頭皮トラブルを改善できること(かゆみ・赤み・腫れ)
- 許容範囲のコスパであること(1か月で1,000円)※ 激安シャンプーは1か月に300円程度
- 香りがキツくないこと(人工的な香りが苦手)
実用性を重視する気質です!
私のシャンプー変遷ヒストリー(ガチ体験)
合わなかったものを含め、美容師さんに相談したり、調べたりして試したのがこちら。
商品 | 使用感 | 頭皮への影響 | 価格感 | コメント |
---|---|---|---|---|
市販薬局品 | 泡立ち○ 髪が軋む | ひどく荒れる | 安価 | 手軽だけど合わず… |
ナチュラル系 | 泡立ち△ ペタっとする | やや荒れる | 続けやすい | 優しそうに見えて合わず |
リッチシャンプー davines | ◎ | ◎ | 高額 | コスパ× |
リッチシャンプー giovanni | ◎ | ◎ | やや高額 | 香りがキツかった |
ラ・カスタ | ◎ | ◎ | 続けやすい | 良いけど続けづらくなった |
イオ | ◎ | ◎ | 続けやすい | 今はこれに落ち着いてます |
合わなかったシャンプー
薬局で売られているような市販のシャンプー
みんなが一度は聞いたことがあるはずの、シャンプーです。
これは、肌トラブルが絶えませんでした、、、
自然派のシャンプー
最初に切り替えたのが、自然派のシャンプー。
こちらも比較的、知名度はあるブランドのものです。
とはいえ、頭皮トラブルがおさまることはありませんでした。
なんなら、髪がきしんでしまって、私の髪にはあわなかったようです。
質はよかった!けど、使い続けられなかったもの
giovanni(ジョバンニ)|2chic ダメージシャンプー
友人からプレゼントされたことがあり、しばらく使っていたシャンプー。
しっとりまとまっていいよ!ということで、私もその使用感を感じていました。
ただ、1つ問題が。
香りがとても強いんです……!
私が使っていた「ダメージシャンプー」(パッケージカラーは紫)はココナッツの香り。
とても魅惑的な香りがして、好きな人もいるかと思います。
ただ、シャンプーを流したあともしっかり香りが残る。
普段から常に鼻をついてしまい、香料が苦手な私にとっては結構キツかったです、、、
使用感はとてもよかっただけに、残念。
継続はしませんでした。
davines|ナチュラルテック シャンプー<W>
美容院でヘッドスパを頼んだとき、使ってもらったシャンプー。
こちらは、好みドンピシャの香りで、本当に癒されて、、、

えっ、これいいな!
普段から使いたい!
とワクワクしたものの、そうはうまくいきませんでした。
このシャンプーの問題は、価格。
とにかくリッチ!
ミニボトルで4,000円近くするよ!
シャンプーをケチっていた私が、当時使っていたものの数倍(!)もする価格帯に
切り替える勇気はありませんでした。笑
ついこないだは麻布台ヒルズで見かけましたよ。
ありゃ、セレブ級が使うやつか、、、
もう少しコストパフォーマンスのとれたものを探すことに。
ラ・カスタ|アロマエステ ヘアソープ 35(シャンプー)
クチコミを紐解いて、行き着いたシャンプーが
ラ・カスタのアロマエステシリーズ。

使用感はもちろん、コストパフォーマンスもある程度納得のいくもので、数年は使ってました。
日本生まれのブランドで、スキンケア発想で作られています。
天然精油を大切にしているせいか香りがつきものですが、安らぐ香りでしばらくしたら慣れました。
6種類ほどあるので、トライアルセットで2〜3種類は試しましたよ。
が!しかし、、、
物価高の影響か、使い続ける2〜3年のうちに少しずつ値上がりしていって。
このまま使い続けて大丈夫?と不安になったのもあり、ほかの選択肢も探すことにしました。
いま使い続けているもの
Lebel(ルベル)|IAU(イオ)クレンジング リラックスメント
そして、現在使い続けているシャンプーに出会いました。
ルベルのイオシリーズです。

今は、毎日の洗髪後に「かゆくならない」のが当たり前に。
香りも自然でやさしく、泡立ちも申し分なし。
しばらくはこれ一択でいくつもりです!
気になるコスパ比較
比較表はこちら
やはり、お金を出すほどいいものはゲットできます。
ただし毎日使うからこそ、少しでもコストはおさえたいもの。
そこで、比較表にまとめてみました。
高いものから順に列挙しておきます。
※ いずれもオープン価格(2025年8月時点。いずれも税込)
メーカー | 内容量 | 定価 | 1mlあたり | タイプ |
---|---|---|---|---|
davines | 250ml | 3,630円 | 14.5円/ml | ボトル |
davines | 1,000ml | 10,560円 | 10.5円/ml | ボトル |
メーカー | 内容量 | 定価 | 1mlあたり | タイプ |
---|---|---|---|---|
giovanni | 250ml | 2,990円 | 11.9円/ml | チューブ |
giovanni | 710ml | 5,990円 | 8.4円/ml | ボトル |
メーカー | 内容量 | 定価 | 1mlあたり | タイプ |
---|---|---|---|---|
ラ・カスタ | 300ml | 2,420円 | 8.0円/ml | ボトル |
ラ・カスタ | 600ml | 3,960円 | 6.6円/ml | リフィル |
メーカー | 内容量 | 定価 | 1mlあたり | タイプ |
---|---|---|---|---|
IAU(イオ) | 200ml | 1,760円 | 8.8円/ml | ボトル |
IAU(イオ) | 600ml | 3,960円 | 6.6円/ml | ボトル |
IAU(イオ) | 1,000ml | 5,280円 | 5.2円/ml | リフィル |
ーーー わたしの肌荒れ境界線 ーーー
内容量 | 定価 | 1mlあたり | タイプ | |
---|---|---|---|---|
自然派系 | 400ml | 1,290円 | 3.2円/ml | ボトル |
自然派系 | 340ml | 990円 | 2.9円/ml | リフィル |
内容量 | 定価 | 1mlあたり | タイプ | |
---|---|---|---|---|
薬局市販品 | 400ml | 900〜1,000円 | 2.2〜2.5円/ml | ボトル |
薬局市販品 | 1,750ml | 1,600〜1,700円 | 0.9円/ml | リフィル |
こう見ると、価格差が結構ありますよね。
最高と最低価格を比べると、なんと10倍も違うという結果に!
というか、最安クラスは食器用洗剤・洗濯用洗剤の価格水準に迫るレベル……。
いや、もちろん中身は違うんですが、これ、ちょっとしたホラーですよね。
自分に合うものを見つけたら、リフィルで購入!

買い替えの手間も省けて、ラクチンです。
使用ペースの目安
ちなみに、使用ペースの目安はこちら。
(割と多めに見てます)
ヘアスタイル | 1回あたり | 300mlなら | 1,000mlなら |
---|---|---|---|
ショート | 5ml | 60日(約2.0か月) | 200日(約6.6か月) |
ミディアム | 6ml | 50日(約1.6か月) | 166日(約5.5か月) |
ロング | 10ml | 30日(約1.0か月) | 100日(約3.3か月) |
私はこの水準よりもすこーし少なめで使っていて、これよりもう少し長く使ってる印象です。
(ケチっちゃダメだよね。笑)
そんな感じで、日常づかいは難しいけど特別なとき・リフレッシュにって意味では
davinesなどのリッチシャンプーをギフトで贈るなんていいかもしれませんね。
お世話になった同僚へ、毎日がんばる友人に。
私がもらったらうれしいです。笑
そのほか、取り入れてよかったアイテムたち
シャンプー以外にも、今は頭皮・髪へのやさしさを考えてアイテムを選ぶようにしています。
以下、実際に使っているものたちです。
洗い流さないトリートメント(ヘアオイル)
お風呂上がりの濡れた髪につけてから、乾かしています。
日に日にパサつきが気になっていくところ、だいぶ軽減されました。
わたしは、あんレーベルのヘアオイルをリピートしてます。
ブラシ
清潔に保ちやすい、プラスチック製のブラシを使用。
髪って、小さなほこりや繊維をまとってしまって、どうしても絡んじゃいますよね。
そのまま洗髪すると負担がかかるので、入浴前にブラッシングすると良いです。
また、トリートメントしている最中にサッとなでれば
ここでも絡まりを解消できます。
ドライヤー
安いものから、火力のあるダイソンのドライヤーに切り替えました。
風量が強いから、乾かすスピードが早い!
ダイソンのドライヤーを使ってます。
なんでここまで語ってるかというと……
このテーマって、SNSやメディアでは「美容師さんの発信」が多いんですよね。
でも、正直……
広告感が強くて信用しづらいこともある。
私はプロじゃないけど、実際に頭皮トラブルに何年も悩まされて、試して、失敗してきた人間です。
だからこそ、リアルに役立つ情報を伝えたいと思いました。
同じように悩んでいるあなたの参考になればうれしいです。
おわりに|肌トラブルがあるなら、まず皮膚科へ
これは大事なので最後に一言。
もし
「明らかにおかしいな」
「炎症が悪化してきたな」
と思う場合は、皮膚科に行くのが最優先です。
(プロの仕事は違うよ)
頭皮は自ら確認するのが難しい部分でもありますし、放置していると悪化の恐れもあります。
面倒かもしれませんが、プロの処方で一発解決かもしれません。
ご自身を大切にしてくださいね。
そこまではいかないけど……
なんてあなたも。
この記事がヒントになって、「ちょっと合うものに出会えたかも」と思ってもらえたら、うれしいです。
まとめ|頭皮に合うと、ほんと毎日が変わる!
- 「かゆみがない」だけでQOLが上がる!
- もし今困っているなら、試してみてほしい
- 今回紹介したアイテム一覧(まとめリンク)
みんな、化粧水とかコスメとか、肌に触れる全般はものすごいこだわるしお金をかける。
なのに、シャンプーは見過ごされがちな気がします。
ご自身をいたわってあげてくださいね。
かまいでした!
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