朝、目が覚めた瞬間から「あ、今日ダメなやつだ」って分かる。
布団から起き上がれないし、スマホを握る手すらダルい。
窓の外は晴れていても、頭の中はどんより曇ってる……。
理由は分かってる。たぶん、あの周期のせいだと。
・・・
女性の体って本当に正直で、びっくりするくらい調子に左右されますよね。
でも、それが分かっていても……
「やることが山積みなのに動けない自分」が嫌になる日って、ありませんか?
そして無理しちゃうって人、多いんじゃないでしょうか。
- あ〜、散らかってるから家事しなくちゃ……
- 仕事だって、なんとか片付けなくちゃ……
そんなふうに、自分で自分を責めてしまうあなたに、声を大にして言いたい。
「今日は、ぜんぶ放置したっていいんだよ」
こんなあなたに捧げます。
限られた時間で、やることはやらなきゃいけない……。毎日に追われる私の経験を踏まえて、持ち合わせている対処法やマインドセットをお伝えします。
これを読み終えたときに、一息つけていますように!
さまざまな体の不調
女性特有の生理現象、あなたはどんな変化が現れますか?
たとえば、こんなものがありますよね。
単なる痛みに限らず、身体の変化も生まれます。
「別人か?」って思うほどに性格が変わることも。
種類も重たさも個人差はあると言われますが、いずれもやり過ごせないものばかりですよね!
わたしは、フルコースで味わうと「いつもどおり」が通用しないことに苛立ちを感じやすいです。頭では分かっていても、いざその場面になると毎度イライラ……と、もう何十年も付き合ってるはずなのに、未だに振り回されるところがあります。
先日は、年に1度現れるかどうかの猛烈な頭痛に襲われて、それはもうおかしくなりそうに……いや、おかしくなってたな。笑
こんな状況で、普段どおり過ごそうって言ったって無理な話です。
体の不調と生活
とはいえ、日々「生きる」をやらなきゃいけない。どうしてます?
わたしの場合、あきらめてあらゆることを先送りします。
とにかく、先送り!
生活に関わること……おもに家事は先送り。食事はとことん適当になります。
だから
- 洗濯物がどっさり溜まる
- 食事はスーパーのお惣菜で済ませる
- 「ちょっとでも片付けなきゃ……」って思いながら、結局スマホ片手に動けなくなる
服は脱いだら洗濯カゴにポイポイ。靴下は脱ぎっぱなしだったり……。
料理はしないからキッチンには立たず「ガラン……」としているけど、パックやビニールでゴミはどんどん増える。
よっぽど汚れない限り、掃除もしません。
割とキレイ好きな自負はあるんですが、あの数日間はまるで人が変わったように何もやらず、すべてを先送りします。
死にはしない
いくら「ダメ人間」になっても、まあ死にはしない。
これくらい構えられるようになると、すこーし気がラクになりました。
しんどくて何もやる気が起きず、部屋のこともさほど気にならなくなってしまうのに。そこにムチ打って、頑張ってさらに疲弊するの、自分自身が見ていられないですもんね。
一番大切なのは、余裕のない自分自身です。生理が重たい2〜3日は、とことん自分を甘やかすのです。
体の不調と仕事
とまあ、暮らしが崩壊しても大丈夫なのはプライベートだけ。自分一人で責任取れますからね。
一方で、他者を巻き込む「仕事」においてはそうもいかない。世知辛いですが……。
有休をとって、「仕事をやらない」のは最終手段だとして、他にいい手はないのでしょうか?
わたしがたどり着いたオススメは、周囲にさらけ出すことです。
周囲に知らせるのがチームの健康管理につながる
というのも、この辛い症状って自分自身しか分からないからです。
近くに同僚がいようが、「察して」というのはムリ。(生理周期を把握されているのも、気持ち悪い!笑)
仕事は1人で回るものじゃない。ソロプレイヤーは別として、多くの人は会社員としてチームで働いてますよね。
だから、そのチームにさらけ出すのが、チームの「健康管理」としても必要だと思うんです。
素直にさらけ出すと、過ごしやすくなった
そうして私は、「しんどい」ってことを素直に伝えるようになりました。
最初は「迷惑に思われないかな……」ってビクビクしながらも

「今日はちょっと頭痛がきつくて……」
と伝えてみました。
すると、「無理しないで」「あとでやっとくよ」と言ってもらえて、思わず泣きそうになりましたね。(情緒不安定!)
変に心配しすぎなんですよね、こちらが。
原因によらず、たいていは「だいじょうぶ?」と心配してくれます。言葉だけでなく、市販の薬を差し出してくれたり、サポートをしてくれたり。
ちょっと伝えるだけで、だいぶ過ごしやすくなるんです。
(逆に、なにもしてくれないなら、その職場環境や人間関係には問題が潜みますね)
頑張りすぎている人であり、プライドが高く弱音を吐けない人は、「周囲を頼る」っていうことも重要な手段だと思います。
とはいえ、男性の当たり前ルールが適用されるのが職場
生理休暇を整備して利用するのも一手です。
でも、そうしてスルスルと解決!……といかないのが現実ですよね。
少し古いデータになってしまいますが、令和2年度(2020年度)に生理休暇を請求した人の割合は0.9%!(出展:厚生労働省「雇用均等基本調査」より生理休暇制度)
とんでもない数値を叩き出しているのです。
制度を使わない(というか使えない)人が普通。あなたもわたしも、普通です。
わたし自身、これまで2社経験していますが、使ったことがあるという女性を一人も知りません。レアキャラ遭遇は至難の技。
女性も弱みを出していく勇気を
制度があってもうまく使えない現状で、職場の女性は頑張りすぎていると思いませんか?
わたしの女先輩も「今日はしんどいから、薬を飲んでしのいでいる」と女同士では話してくれるものの、男性の前ではその感じを出さない人もいました。
耐える姿が美徳とされているような風潮も感じます。それでいて、女性は強し。
症状があっても隠してしまうという体質が、状況をさらに悪化させているようにも思えます。
この状況、ほんと、女性陣が苦しむだけですよね……。
それなのに、涼しい顔で仕事する術を身につけてしまい、周りには気付かれない。この歪んだ形もおかしい話ですよね。
生理休暇の導入状況は企業によって異なるでしょうし、まずは自分が過ごしやすい環境づくりを作っていくという観点が大切だと感じました。
まとめ
また動ける日が来る
そんなわけで、基本的には「先送りでいいよ!」というスタンスですが、そうもいかない世の中なので、妥協案を探ってきました。
まあ、生活のために仕事をしているわけですが。究極、生きているだけで十分えらい。
本当にしんどいときって、あなた自身の体が「休みなさいよ!」と言っているだけです。
何もできない日は、何もしてないわけじゃない。未来のあなたがまた動けるように、充電しているだけなんです。
「今日は休む日って、体が決めた」
「だから、それに従ってあげよう」
こういうふうに思えると、気持ちがちょこっとラクになりませんか?労ってあげてください。
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